建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問23 (建築物の環境衛生 問23)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問23(建築物の環境衛生 問23) (訂正依頼・報告はこちら)

高齢者の快適温度に関する記述として、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 一般に若年者に比べ、暖かい温度を好むとされている。
  • 冬季には、室温は若年者と比較して高い場合が多い。
  • 冬季には、若年者に比べ深部体温は低い傾向にある。
  • 放射熱がない場合、高齢者の8割を満足させる気温の範囲は青年に比べ狭い範囲となる。
  • 高齢者では、寒冷環境に曝露された際の血圧の変動が若年者に比べ顕著である。

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この過去問の解説 (2件)

01

高齢者の快適温度に関する研究や知見に基づき、各選択肢を解説します。

選択肢1. 一般に若年者に比べ、暖かい温度を好むとされている。

高齢者は体温調節機能が低下しており、寒さに敏感です。そのため、暖かい環境を好むことが確認されています。この記述は正しいです。

選択肢2. 冬季には、室温は若年者と比較して高い場合が多い。

高齢者は寒さを感じやすいものの、実際には暖房を十分に使用せず、室温が若年者より低い場合が多いという実態があります。したがってこの記述は誤りです。

選択肢3. 冬季には、若年者に比べ深部体温は低い傾向にある。

高齢者は体温調節機能が低下しており、寒冷環境では深部体温が若年者に比べて低下しやすい傾向があります。この記述は正しいです。

選択肢4. 放射熱がない場合、高齢者の8割を満足させる気温の範囲は青年に比べ狭い範囲となる。

高齢者は体温調節能力が低下しているため、快適と感じる温度範囲が狭くなります。この記述は正しいです。

選択肢5. 高齢者では、寒冷環境に曝露された際の血圧の変動が若年者に比べ顕著である。

寒冷環境では血圧が上昇しますが、高齢者では血管の反応性が変化しており、血圧の変動が若年者よりも大きくなることが報告されています。この記述は正しいです。

まとめ

高齢者は寒さを感じやすいものの、実際の生活では暖房を控える場合があり、室温が若年者よりも高いとは限りません。

このため、「冬季には、室温は若年者と比較して高い場合が多い」が最も不適当です。

他の選択肢は高齢者の特徴に基づいた正確な記述です。

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02

高齢者になると快適温度の感覚は狭くなり、また、寒さに対する感受性も低下するなど、温度に対する耐性が低くなります。

選択肢1. 一般に若年者に比べ、暖かい温度を好むとされている。

正しいです。

高齢者は身体活動量が少なく、また代謝量も少ないためとされています。

選択肢2. 冬季には、室温は若年者と比較して高い場合が多い。

間違いです。

冬季の住宅内の温度を測定してみると、高齢者の室温は若年者と比べて「低い」場合が多いです。

選択肢3. 冬季には、若年者に比べ深部体温は低い傾向にある。

正しいです。

深部体温が35℃未満を低体温症と呼びますが、高齢者はこの低体温症に陥りやすいです。

選択肢4. 放射熱がない場合、高齢者の8割を満足させる気温の範囲は青年に比べ狭い範囲となる。

正しいです。

放射熱がない場合、高齢者の8割を満足させる気温の範囲はおよそ22~26℃、青年は17~27℃という統計があります。

選択肢5. 高齢者では、寒冷環境に曝露された際の血圧の変動が若年者に比べ顕著である。

正しいです。

人体が寒冷環境に暴露されると、高齢者の血圧の変動は若年者に比べて顕著になります。

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