建築物環境衛生管理技術者（ビル管理士） 過去問
第48回（平成30年度（2018年））
問111 (給水及び排水の管理 問111)

 正しいです。受水槽容量は原則として一日最大使用水量の約半分を目安に算定されます。

これにより揚水ポンプの効率的運転が可能となり、

必要容量を満たすことで断水リスクにも対応できます。

不適当です。

高層建物で給水をゾーニングする目的は、各ゾーンの器具入口圧を適切に保つことです。

住宅やホテルではおおむね0.3MPa以下、事務所や工場などではおおむね0.5MPa以下を上限の目安として計画します。

静水圧が高くなり0.75MPaを超えるおそれがある部分は、減圧弁やゾーニングで圧力を下げて、配管や器具の損傷を防ぎます。

なお、これらの数値は法令で一律に定めたものではなく、最新の設計基準や水道事業者の基準、機器メーカーの仕様を確認して設計します。

正しいです。光透過性が高いFRP水槽では槽内に光が入りやすく、

100lxを超える明るさでは藻類が光合成で繁殖しやすくなります。

そのため遮光措置や外装保護が必須です。

正しいです。揚水ポンプは高置水槽の水位に応じて自動的に起動・停止します。

これにより水槽の水位維持と省エネ制御が可能になります。

高水槽設備設計の基本です。

正しいです。インバータ制御は周波数を可変させ、電動機の回転数を変える仕組みです。

これにより流量・圧力を需要に応じて制御でき、省エネルギー効果も大きい方式です。

最近の電車でも採用されています。