建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問119 (給水及び排水の管理 問119)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問119(給水及び排水の管理 問119) (訂正依頼・報告はこちら)
- 中央式給湯方式の循環ポンプは、省エネルギーのため連続運転とする。
- 貯湯槽の容量が小さいと、加熱装置の発停が多くなる。
- エネルギーと水の節約を図るため、湯と水を別々の水栓から出さずに混合水栓を使用する。
- 部分負荷を考慮し、エネルギー利用効率の高い熱源機器を採用する。
- 加熱装置から逃し管を立ち上げる場合は、水を供給する高置水槽の水面よりも高く立ち上げる。
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この過去問の解説 (2件)
01
「中央式給湯方式の循環ポンプは、省エネルギーのため連続運転とする。」は不適当な記述です。
給湯の使用状況に応じて、間欠運転や制御を行うことでエネルギーの節約が可能です。
不適当な記述です。
中央式給湯では、給湯管内のお湯を循環させて湯温を一定に保ちますが、使用が少ない時間帯に連続運転するとエネルギーを無駄に消費します。省エネルギーの観点からは、間欠運転や制御機能を活用して運転するのが望ましいです。
適切な記述です。
貯湯槽の容量が小さいと、お湯を使うたびに加熱装置が頻繁に動作するため、エネルギー消費が増え、装置の寿命にも影響を与えます。
適切な記述です。
混合水栓を使うことで、湯と水の流量を適切に調整しやすくなり、水やエネルギーの無駄遣いを防ぐことができます。
適切な記述です。
給湯の使用量は変動するため、負荷の変化に対応できる高効率の熱源機器を選ぶことで、無駄なエネルギー消費を抑えることができます。
適切な記述です。
逃し管は、過剰な圧力を逃がすために設置されるもので、高置水槽の水面よりも高い位置に設置することで、適切に機能させることができます。
中央式給湯方式の循環ポンプを連続運転すると、省エネルギーにはならず、エネルギーの無駄遣いになります。
適切な運転制御を行うことで、電力や熱エネルギーの節約が可能になります。
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02
給湯設備では、衛生性、使いやすさ、安全性、省エネルギー性を総合的に考えることが重要です。とくに中央式給湯方式では、循環、貯湯、加熱、逃し管などの各要素が互いに関係しており、どれか一つの考え方を誤ると、エネルギーの無駄や温度管理の不具合、安全上の問題につながります。設備の基本原理と運転目的を理解して判断することが大切です。
不適切です。中央式給湯方式の循環ポンプは、給湯配管内の温度低下を防ぎ、給湯栓を開いたときに早くお湯を出すために用いられますが、常に連続運転するとポンプ動力が継続して必要になり、さらに配管からの放熱損失も増えやすくなります。そのため省エネルギーの観点では、時間制御や温度制御を用いて必要なときだけ効率よく運転する考え方が基本です。連続運転そのものを省エネルギーとする表現は誤りです。
適切です。貯湯槽は、お湯の需要変動を吸収しながら安定して給湯するための役割を持ちます。容量が小さい場合、少しお湯を使っただけでも槽内温度や貯湯量が変化しやすく、加熱装置がすぐ起動し、またすぐ停止する動きが増えやすくなります。このような頻繁な発停は、機器に負担をかけるだけでなく、燃焼や制御の効率低下にもつながります。したがって、一定の貯湯容量を確保することには運転の安定化という意味があります。
適切です。混合水栓は、使用者が必要な温度のお湯を比較的すばやく得やすくするため、湯だけ、水だけを別々に調整する方式に比べて、設定までに流す無駄な水やお湯を減らしやすい特徴があります。とくに二つの水栓を個別に調整する方式では、ちょうどよい温度になるまで試行錯誤が必要となり、その間に水も熱も無駄になりやすいです。混合水栓は快適性だけでなく、省エネルギー、省資源の面でも有効な設備です。
適切です。給湯設備は一年中いつも最大負荷で使われるわけではなく、実際には朝夕のピーク時以外は部分負荷運転となる時間が多くなります。そのため、最大能力だけで機器を選ぶのではなく、部分負荷時にも効率よく運転できる熱源機器を採用することが重要です。部分負荷効率が悪い機器では、実使用時の燃料消費が増え、運転コストも高くなります。実際の使用状況に合った機器選定は、合理的な省エネルギー対策です。
適切です。逃し管は、加熱による膨張水や異常時の圧力上昇を安全に逃がすための重要な配管です。これを高置水槽の水面より低い位置で終わらせると、圧力関係によって正常に機能しないおそれがあり、給湯設備内に過大な圧力がかかる危険があります。高置水槽の水面より高く立ち上げることで、給水系統との圧力関係を適切に保ち、加熱装置や配管を安全に保護しやすくなります。安全確保のための基本的な考え方です。
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