建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問151 (清掃 問151)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問151(清掃 問151) (訂正依頼・報告はこちら)

弾性床材の特徴と管理に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
  • 塩化ビニルシートは、床維持剤の密着不良が起きにくい。
  • 塩化ビニル系床材は、耐薬品性や耐水性に富む。
  • リノリウムは、耐アルカリ性に富む。
  • 床維持剤を塗布することで、土砂・ほこりの除去頻度を減らすことができる。
  • 塩化ビニルタイルは、可塑剤を含まない。

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この過去問の解説 (2件)

01

弾性床材には、塩化ビニル系のものやリノリウムなど、さまざまな種類があります。それぞれ特性が異なり、管理方法も適切に行う必要があります。では、各選択肢について見ていきます。

選択肢1. 塩化ビニルシートは、床維持剤の密着不良が起きにくい。

この記述は不適切です。塩化ビニルシートは可塑剤(柔らかさを保つ成分)を含んでおり、これが床維持剤(ワックスなど)の密着を妨げることがあります。そのため、床維持剤を塗布する際は、事前の洗浄や適切な製品の選択が重要になります。

選択肢2. 塩化ビニル系床材は、耐薬品性や耐水性に富む。

この記述は適切です。塩化ビニル系床材は、薬品や水に強い性質を持っています。そのため、病院や商業施設など、頻繁に清掃や消毒が必要な場所でよく使用されます。

選択肢3. リノリウムは、耐アルカリ性に富む。

この記述は不適切です。リノリウムはアルカリに弱い性質があり、強いアルカリ性の洗剤を使用すると変色や劣化の原因になります。リノリウムの清掃には、中性洗剤を使うのが適しています。

選択肢4. 床維持剤を塗布することで、土砂・ほこりの除去頻度を減らすことができる。

この記述は不適切です。床維持剤を塗ることで汚れが付きにくくなりますが、土砂やほこりが床にたまること自体を防ぐわけではありません。定期的な清掃は必要です。

選択肢5. 塩化ビニルタイルは、可塑剤を含まない。

この記述は不適切です。塩化ビニルタイルにも可塑剤が含まれており、適度な弾力を持たせる役割を果たしています。ただし、一般的にシート状のものよりは可塑剤の量が少ないことが多いです。

まとめ

塩化ビニル系床材は耐薬品性や耐水性に優れているため、多くの施設で使用されています。一方で、リノリウムはアルカリに弱いなど、素材ごとに適した管理方法を理解することが重要です。また、床維持剤の効果や可塑剤の影響にも注意が必要です。

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02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。弾性床材の種類(塩化ビニル系・リノリウムなど)ごとの特性(耐水性・耐薬品性・対薬品弱点など)と、床維持剤の役割を整理しておくことが重要です。

選択肢1. 塩化ビニルシートは、床維持剤の密着不良が起きにくい。

誤りです。
塩化ビニルシートには可塑剤が含まれており、この可塑剤が床維持剤の密着を妨げることがあります。そのため密着不良が起きやすい素材とされており、「起きにくい」という記述は誤りです。
 

選択肢2. 塩化ビニル系床材は、耐薬品性や耐水性に富む。

正しいです。
塩化ビニル系床材は一般的な薬品や水に対して安定しており、耐薬品性・耐水性に優れた特性を持ちます。水回りや薬品を扱う場所にも広く使用されています。
 

選択肢3. リノリウムは、耐アルカリ性に富む。

誤りです。
リノリウムは亜麻仁油・コルク粉・木粉などの天然素材を主原料とした床材であり、アルカリ性に弱い(耐アルカリ性が低い)という特性があります。アルカリ性洗剤を使用すると表面が劣化するおそれがあるため注意が必要です。
 

選択肢4. 床維持剤を塗布することで、土砂・ほこりの除去頻度を減らすことができる。

誤りです。
床維持剤の主な目的は床材表面の保護と美観(光沢)の維持です。土砂やほこりは床維持剤の塗布にかかわらず蓄積するため、除去頻度を減らすことはできません。
 

選択肢5. 塩化ビニルタイルは、可塑剤を含まない。

誤りです。
塩化ビニルタイルは製造時に可塑剤を添加することで柔軟性を持たせています。可塑剤を含むことが特徴の一つであり、「含まない」という記述は誤りです。

 

まとめ

塩化ビニル系床材は「耐薬品性・耐水性に優れる」一方で「可塑剤を含み、床維持剤の密着不良が起きやすい」という両面を持ちます。リノリウムは「耐アルカリ性が低い」点が弱点です。弾性床材の種類ごとの強みと弱点を整理して覚えておきましょう。
 

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