建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問173 (ねずみ、昆虫等の防除 問173)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問173(ねずみ、昆虫等の防除 問173) (訂正依頼・報告はこちら)

ネズミの生態に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ねずみ類は、多くの場合移動する通路が一定で、体の汚れが通路となる壁や配管に付着する。
  • クマネズミは、動物質の餌を好む。
  • ドブネズミの尾は、体長より短い。
  • クマネズミは運動能力に優れ、ロープを伝わって船舶から上陸することができる。
  • ドブネズミは泳ぎが得意なので、水洗便所の排水管を通って侵入することがある。

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この過去問の解説 (2件)

01

ネズミの生態は種類によって異なり、食性や行動範囲、移動手段などに特徴があります。建物内に侵入したネズミを防除するためには、それぞれの習性を理解し、適切な対策を講じることが大切です。各選択肢について詳しく見ていきます。

選択肢1. ねずみ類は、多くの場合移動する通路が一定で、体の汚れが通路となる壁や配管に付着する。

この記述は適当です。ネズミは決まった通路を繰り返し利用する習性があり、通り道となる壁や配管には体の汚れ(皮脂やホコリ)が付着します。この汚れが「ラットサイン」と呼ばれる痕跡として残り、ネズミの活動範囲を把握する手がかりとなります。

選択肢2. クマネズミは、動物質の餌を好む。

この記述は不適当です。クマネズミは主に植物質の餌を好み、穀物や果物、種子などをよく食べます。動物質の餌を好むのは、ドブネズミの特徴です。クマネズミも動物性の食べ物を食べることがありますが、主な食性は植物質寄りです。

選択肢3. ドブネズミの尾は、体長より短い。

この記述は適当です。ドブネズミの尾は体よりも短く、比較的ずんぐりとした体型をしています。一方、クマネズミの尾は体長より長く、細身でしなやかな体つきをしています。この違いは、種類を見分ける際のポイントの一つです。

選択肢4. クマネズミは運動能力に優れ、ロープを伝わって船舶から上陸することができる。

この記述は適当です。クマネズミは高所での移動が得意で、木登りや細いロープを渡ることができます。港では、停泊中の船舶からロープを伝って陸地へ移動することがあり、船からのネズミの侵入経路として問題視されることがあります。

選択肢5. ドブネズミは泳ぎが得意なので、水洗便所の排水管を通って侵入することがある。

この記述は適当です。ドブネズミは泳ぎが得意で、水中を移動して建物に侵入することがあります。水洗便所の排水管を通って上がってくることがあり、この習性を利用して防除対策を考える必要があります。

まとめ

ネズミの種類によって行動や食性が異なります。クマネズミは高い場所を移動するのが得意で植物質の餌を好み、ドブネズミは地面や水辺で活動し、動物質の餌をよく食べます。「クマネズミが動物質の餌を好む」という記述は誤りであり、この点を正しく理解することが重要です。

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02

最も不適当なものは「クマネズミは、動物質の餌を好む」です。

選択肢1. ねずみ類は、多くの場合移動する通路が一定で、体の汚れが通路となる壁や配管に付着する。

正しいです。
ねずみが活動した際に残す証跡全般をラットサインと言います。
体をこすった際にできる黒ずみをラブサインと言います。
ラブ(Rub)はこするという意味です。

選択肢2. クマネズミは、動物質の餌を好む。

誤りです。
クマネズミは植物性の餌を好みます。
樹上で生活していたため、果実や種子を好んで食べます。

選択肢3. ドブネズミの尾は、体長より短い。

正しいです。
ドブネズミの尾は体長よりも短く、耳も折りたたんでも目まで届きません。
クマネズミは尾は体長より長く、耳は折りたたむと目が隠れるほど長いです。

選択肢4. クマネズミは運動能力に優れ、ロープを伝わって船舶から上陸することができる。

正しいです。
クマネズミは樹上生活の名残から運動能力に優れ、ロープを伝って
船舶から上陸することができます。

選択肢5. ドブネズミは泳ぎが得意なので、水洗便所の排水管を通って侵入することがある。

正しいです。
ドブネズミは泳ぎが得意なため下水道から水洗便所の排水管を通って
室内に侵入することがあります。

まとめ

ねずみの生態を知ることで正答しやすくなります。

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