建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問67 (空気環境の調整 問67)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問67(空気環境の調整 問67) (訂正依頼・報告はこちら)

下の図は蒸気熱源吸収冷凍機の冷凍サイクルを示したものである。図中のA、B、Cに対応する蒸気、冷水、冷却水の組合せとして、最も適当なものは次のうちどれか。
問題文の画像
  • (蒸気)A (冷水)B (冷却水)C
  • (蒸気)B (冷水)A (冷却水)C
  • (蒸気)B (冷水)C (冷却水)A
  • (蒸気)C (冷水)A (冷却水)B
  • (蒸気)C (冷水)B (冷却水)A

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「(蒸気)C (冷水)B (冷却水)A」です。

 

この問題は、蒸気熱源吸収冷凍機の冷凍サイクルに関するものです。

蒸気熱源吸収冷凍機は、蒸気を熱源として冷水を生成する冷凍機で、

圧縮機を使わず臭化リチウム水溶液と水を用いた吸収・再生サイクルで冷却を行います。

図中のA・B・Cはそれぞれ冷却水、冷水、蒸気の流路に対応しており、

冷媒の蒸発・吸収・再生・凝縮の流れを理解することができます。

選択肢1. (蒸気)A (冷水)B (冷却水)C

誤りです。Aを蒸気ではなく、Aは吸収器の冷却水配管に該当します。

Bは蒸発器の冷水配管で正しいですが、

Cを冷却水ではなく蒸気配管です。

選択肢2. (蒸気)B (冷水)A (冷却水)C

誤りです。Bは蒸気ではなく、蒸発器に通る冷水配管であり、

冷媒が冷水から熱を奪って蒸発する工程に使われます。

Aは冷水ではなく、吸収器の冷却水配管で、

冷媒を吸収する際の発熱を除去する役割です。

Cは冷却水ではなく、再生器に入る蒸気配管で、

臭化リチウム溶液を加熱して冷媒を分離します。

選択肢3. (蒸気)B (冷水)C (冷却水)A

誤りです。Bを蒸気ではなく、冷水配管であり、

冷媒が冷水から熱を奪って蒸発する工程に使われます。

Cは冷水ではなく蒸気配管です。

選択肢4. (蒸気)C (冷水)A (冷却水)B

誤りです。蒸気がCで正しいですが、

冷水と冷却水が逆転しています。

Aは吸収器の冷却水配管であり、

Bは蒸発器に通じる冷水配管です。

選択肢5. (蒸気)C (冷水)B (冷却水)A

正しいです。Cは再生器に入る蒸気配管で、

臭化リチウム溶液を加熱し冷媒(水蒸気)を分離する役割を持ちます。

Bは蒸発器に入る冷水配管で、冷媒が冷水から熱を奪って蒸発し、

冷水は空調用として建物へ供給されます。

Aは吸収器に入る冷却水配管で、

臭化リチウムが冷媒を吸収する際に発生する熱を除去します。

冷媒は凝縮器で液化され、

再び蒸発器へ戻ることで冷凍サイクルが成立します。

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02

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。吸収冷凍機には、外部から投入する流体と機内で作り出す流体の3種類があります。①蒸気(または温水)は熱源として再生器(発生器)に入力されます。②冷水は蒸発器で冷やされ空調負荷側に供給されます。③冷却水は吸収器と凝縮器で熱を受け取り冷却塔へ放熱します。各流体が機内のどの機器とつながるかを押さえると、図問題でも確実に判断できます。

選択肢5. (蒸気)C (冷水)B (冷却水)A

正しいです。
蒸気は再生器に接続するCの位置、冷水は蒸発器に接続するBの位置、冷却水は吸収器・凝縮器に接続するAの位置であり、サイクルの働きと整合しています。

まとめ

吸収冷凍機の3つの外部流体の役割を整理すると、蒸気(熱源→再生器)・冷水(空調負荷→蒸発器)・冷却水(排熱→吸収器・凝縮器)です。図問題では各流体の温度帯と接続先機器の対応で判断しましょう。冷却水が吸収器と凝縮器の両方に使われることも合わせて覚えておくと理解が深まります。

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