建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問81 (空気環境の調整 問81)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問81(空気環境の調整 問81) (訂正依頼・報告はこちら)
- 連続ブローなどの冷却水濃縮管理は、スケール防止に有効である。
- 冷却水系の化学的洗浄には、過酸化水素が用いられる。
- 冷却塔及び冷却水の水管は、1年以内ごとに1回清掃する。
- 冷却塔及び冷却水は、その使用開始後、1カ月以内ごとに1回、定期にその汚れの状況を点検する。
- スケール防止剤、レジオネラ属菌の殺菌剤等を有するパック剤は、薬注装置を利用し連続的に注入してその効果を発揮する。
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この過去問の解説 (2件)
01
スケール防止剤、レジオネラ属菌の殺菌剤等を有するパック剤は、薬注装置を利用し連続的に注入してその効果を発揮する。
パック剤はバスケットやバイパス管に袋ごと設置し、冷却水に徐々に溶かして薬剤を供給する方式です。薬注ポンプで連続注入する設備とは仕組みが異なるため、この組合せが不適当です。
冷却水を少量ずつ排出し補給水で薄めると、カルシウムやケイ酸などの濃度上昇を抑えられます。結果として結晶化(スケール付着)を防ぐ効果があります。
過酸化水素は強い酸化作用でバイオフィルムや藻類を分解できます。環境への残留が少なく、洗浄薬剤として実際に使われます。
建築物環境衛生管理基準では、冷却塔と冷却水管を年1回以上清掃するよう定めています。記述は基準に合っています。
冷却塔は高温多湿で汚れやすく、レジオネラ属菌の温床になりがちです。月1回以上の目視点検が推奨されています。
パック剤は袋状の固形薬剤を水路に吊り下げ、流量に応じて徐々に溶かす方法です。ポンプで連続注入する仕組みではないため記述が合いません。
冷却塔の維持管理では、濃縮管理・清掃・薬剤投入・定期点検のそれぞれに適した方法があります。パック剤は簡易投入型と理解し、連続ポンプ注入と混同しないよう注意することが大切です。
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02
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。冷却水の水質管理に使われる薬剤には「液剤(薬注装置で連続注入)」と「パック剤(水中に直接浸漬・溶解)」という使い方の異なる2種類があります。パック剤は薬注装置を必要とせず、水に入れるだけで徐々に溶解して効果を発揮します。この点を混同しないことがポイントです。
正しいです。
冷却塔では水が蒸発することで冷却効果を得るため、溶解塩類の濃度が上昇しやすくなります。連続ブロー(排水を連続的に行い新鮮水を補給すること)によって濃縮倍数を管理し、スケールの析出を防止することができます。
正しいです。
過酸化水素(H₂O₂)は酸化力が高く、冷却水系の生物膜(バイオフィルム)の除去やレジオネラ属菌の殺菌を目的とした化学的洗浄に使用されます。
正しいです。
建築物衛生法に基づく特定建築物の維持管理基準において、冷却塔および冷却水の水管は1年以内ごとに1回、定期的に清掃することが義務付けられています。
正しいです。
使用開始後は1か月以内ごとに1回、冷却塔および冷却水の汚れの状況を定期的に点検することが建築物衛生法で義務付けられています。
誤りです。
パック剤は、スケール防止剤や殺菌剤などを固形や袋状にまとめた薬剤で、冷却塔の水槽に直接浸漬(投入)することで徐々に溶解しながら効果を発揮します。薬注装置(ポンプ等を使って液剤を連続的に注入する装置)は必要とせず、装置が不要な点がパック剤の特長です。薬注装置を利用するのは液剤タイプの薬品です。
冷却水管理の薬剤には「液剤(薬注装置で連続注入)」と「パック剤(水槽に浸漬・徐溶)」の2種類があり、パック剤は薬注装置不要という特徴があります。また法定の点検・清掃頻度(1か月ごとの点検、1年以内ごとの清掃)も頻出事項ですので、数字とセットで覚えておきましょう。
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