建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問107 (給水及び排水の管理 問107)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問107(給水及び排水の管理 問107) (訂正依頼・報告はこちら)
- 逃し通気管 ――――――――― 排水系統内の下水ガスによる臭気除去のための管
- FRP ―――――――――――― ガラス繊維で補強したプラスチック
- スクリーン ――――――――― 原水中の夾雑物除去のための装置
- バルキング ――――――――― 活性汚泥が沈降しにくくなる現象
- バキュームブレーカ ――――― 管内が負圧になったときに空気を取り入れる装置
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この過去問の解説 (2件)
01
逃し通気管の説明が誤りです。 逃し通気管は排水管内の圧力変動を逃がし、封水の吸引や押し出しを防ぐために設ける通気管です。臭気を取り除くことが主目的ではありません。他の用語は概ね正しく説明されています。
・逃し通気管
排水管を流れる水が勢いよく曲がりを通過すると、管内圧力が急変してトラップの封水が切れるおそれがあります。逃し通気管はこの圧力を空気に逃がして封水を保護する役目をもち、臭気除去を目的とした管ではありません。
・FRP
ガラス繊維で補強した樹脂成形体を指し、軽くて強度が高く、水槽や配管材に広く用いられます。
・スクリーン
取水口や排水処理施設に設置し、枝やごみなどの夾雑物を粗く除去する装置です。
・バルキング
活性汚泥中に糸状菌が増え、フロックがふわふわして沈みにくくなる現象です。沈殿池で固液分離が進まず、処理水が濁ります。
・バキュームブレーカ
給水管が負圧になると逆流が起きやすくなります。その際、自動で空気を取り込み逆サイフォンを防止する装置です。
排水通気設備の管は、圧力調整を目的とするもの(逃し通気管など)と、臭気を外部へ導くための管とで役割が異なります。名称と目的を混同しないことが、給排水管理の基本となります。
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02
最も不適当なものは「逃し通気管―――排水系統内の下水ガスに
よる臭気除去のための管」です。
誤りです。
逃し通気管は圧力変動を吸収するための管です。
排水の流れによる圧力によりトラップが破封することを防止します。
正しいです。
Fiber Reinforced Plastics の頭文字を取ったもので直訳すると
繊維強化プラスチックと言います。
ガラス繊維や炭素繊維により強度を高めています。
正しいです。
スクリーンは金網などにより排水中の異物を除去する装置です。
正しいです。
活性汚泥は沈降することで上層が処理水、下層が汚泥に分離しますが、
バルキングは糸状性細菌の増殖により汚泥が沈降しにくくなり、
正常に処理できなくなります。
正しいです。
バキュームブレーカは負圧を解消し逆サイホンによる逆流を防止する装置です。
逃し通気管の役割を覚えておきましょう。
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