建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問160 (清掃 問160)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問160(清掃 問160) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物内廃棄物の各関係者の基本的役割に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ビル入居者は、廃棄物処理のルールを徹底させるため責任者を選任する。
  • ビル入居者は、廃棄物の減量化・減容化に努める。
  • 廃棄物処理業者は、分別可能廃棄物を明確化する。
  • ビルメンテナンス事業者は、建築物内廃棄物の処理に必要な容器、集積場所、保管場所等を適切に準備する。
  • ビルメンテナンス事業者は、必要な場合に建築物内廃棄物の事後分別を行う。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「ビルメンテナンス事業者は、建築物内廃棄物の処理に必要な容器、集積場所、保管場所等を適切に準備する。」が不適当な設問となります。

選択肢1. ビル入居者は、廃棄物処理のルールを徹底させるため責任者を選任する。

設問の通り、ビル入居者は、廃棄物処理のルールを徹底させるため責任者を選任します。

選択肢2. ビル入居者は、廃棄物の減量化・減容化に努める。

設問の通り、ビル入居者は、廃棄物の減量化・減容化に努めます。

選択肢3. 廃棄物処理業者は、分別可能廃棄物を明確化する。

設問の通り、廃棄物処理業者は、分別可能廃棄物を明確化します。

選択肢4. ビルメンテナンス事業者は、建築物内廃棄物の処理に必要な容器、集積場所、保管場所等を適切に準備する。

建築物内廃棄物の処理に必要な容器、集積場所、保管場所等を適切に準備するのは、ビルメンテナンス事業者ではなく、建築物維持管理権原者となります。

ビルメンテナンス事業者は、建築物内廃棄物の収集、運搬、処理、保管を実施します。

よって不適当な設問となります。

選択肢5. ビルメンテナンス事業者は、必要な場合に建築物内廃棄物の事後分別を行う。

設問の通り、ビルメンテナンス事業者は、必要な場合に建築物内廃棄物の事後分別を行います。

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02

集積場所の準備は「建築物維持管理権原者」の役割であり、ビルメンテナンス事業者の役割ではありません。

選択肢1. ビル入居者は、廃棄物処理のルールを徹底させるため責任者を選任する。

正しい。

ビル入居者は廃棄物処理のルールを守るため、責任者を選任し、分別や排出ルールを徹底させる役割を担います。

選択肢2. ビル入居者は、廃棄物の減量化・減容化に努める。

正しい。

入居者は廃棄物の発生抑制(リデュース)や体積縮小(減容化)に努める義務があります。

選択肢3. 廃棄物処理業者は、分別可能廃棄物を明確化する。

正しい。

廃棄物処理業者は廃棄物の種類や分別方法を明確化し、適正処理を行う必要があります。
 

選択肢4. ビルメンテナンス事業者は、建築物内廃棄物の処理に必要な容器、集積場所、保管場所等を適切に準備する。

間違い。

容器や集積場所の準備は「建築物維持管理権原者(ビルオーナーや管理者)」の役割であり、ビルメンテナンス事業者の役割ではありません。

 

選択肢5. ビルメンテナンス事業者は、必要な場合に建築物内廃棄物の事後分別を行う。

正しい。

入居者が適切に分別できなかった場合、ビルメンテナンス事業者が事後分別を行うことになります。

まとめ

入居者の役割、処理業者の役割、管理権原者の役割、メンテナンス事業者の役割をまとめて理解しておきましょう。

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