建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問180 (ねずみ、昆虫等の防除 問180)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問180(ねずみ、昆虫等の防除 問180) (訂正依頼・報告はこちら)
- 蚊の幼虫に対する基礎的な殺虫力は、LD50値により判断できる。
- カラスの巣を卵ごと撤去する場合には、自治体の長などの許可が必要となる。
- 「発生予防対策」は、ねずみ・昆虫等の対策の基本である。
- 水性乳剤は、水で希釈した際に白濁(乳濁化)しない。
- IGRは、成虫に対する致死効力がない。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「蚊の幼虫に対する基礎的な殺虫力は、LD50値により判断できる。」が不適当な設問となります。
蚊の幼虫に対する基礎的な殺虫力は、LD50値(集団の50%を致死させる薬量)ではなく、LC50値(集団の50%を致死させる濃度)により判断できます。
よって設問は不適当となります。
設問の通り、カラスの巣を卵ごと撤去する場合には、自治体の長などの許可が必要となります。
設問の通り、「発生予防対策」は、ねずみ・昆虫等の対策の基本です。
設問の通り、水性乳剤は、水で希釈した際に白濁(乳濁化)しません。
設問の通り、IGRは、幼虫や蛹の成長段階で脱皮や成長を阻害するもので、成虫に対する致死効力がないです。
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02
正解は、「蚊の幼虫に対する基礎的な殺虫力は、LD50値により判断できる。」が不適当な設問となります。
間違い。
蚊の幼虫に対する殺虫力は LC50値(半数致死濃度)で判断します。
正しい。
鳥類は鳥獣保護管理法の対象であり、卵や巣を撤去する場合には自治体の許可が必要です。
正しい。
防除の基本は「発生予防」です。発生してから駆除するより、侵入経路遮断や環境整備で未然に防ぐことが重要となります。。
正しい。
水性乳剤は水で希釈しても透明性を保ち、白濁しません。
正しい。
IGR(昆虫成長制御剤)は幼虫や蛹の成長を阻害する薬剤であり、成虫には致死効果を持ちません。
特にLD50とLC50の違いは混同しやすいので、表にまとめて暗記すると効果的です。
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