建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問120 (給水及び排水の管理 問15)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問120(給水及び排水の管理 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
- ポリブテン管の使用温度は、JISにおいて90°C以下となっている。
- 貯湯槽の容量は、ピーク使用時の必要容量の1〜2時間分を目安に、加熱能力とのバランスから決定する。
- 厨(ちゅう)房における業務用皿洗い機のすすぎ温度は、80°C程度である。
- ホテル宿泊部の設計給湯量は、150〜250L/(人・日)程度である。
- 複式のベローズ形伸縮管継手の最大伸縮量は35mm程度である。
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この過去問の解説 (3件)
01
給湯に関する問題です。
各材料の材質やそれぞれの基準を問いています。
正:ポリブテン管の使用温度は、JISにおいて90℃以下とされいます。
正:貯湯槽の容量は、ピーク使用時の必要容量の1~2時間分を目安に過熱能力も考慮して導きます。
正:厨房における業務用皿洗い器のすすぎ温度は、80℃程度とされています。
正:ホテル宿泊部の設計給湯量は、1日当たり150~250Ⅼ/人となっています。
誤:複式のベローズ管伸縮継手の最大伸縮量は70㎜程度となっています。
35㎜程度は、単式の基準です。
様々な基準を問い例ましたが、結局注目するのは数値や単位の違いがほとんどです。
そこに注意して問題をしっかりと読み込めば誤解しないと思います。
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02
正解は、「複式のベローズ形伸縮管継手の最大伸縮量は35mm程度である。」です。
この問題は、給湯の設計に関するものです。
ポリブテン管はJISで使用温度90℃以下と規定されており、給湯配管に広く利用されています。
貯湯槽の容量はピーク使用時の必要量を1〜2時間分確保し、
加熱能力とのバランスで決定します。
厨房の業務用皿洗い機はすすぎ温度を80℃程度に設定し、殺菌効果を確保します。
ホテル宿泊部の設計給湯量は150〜250L/人・日程度が目安であり、快適性と衛生性を両立します。
一方、複式ベローズ形伸縮管継手の最大伸縮量は通常「70〜100mm程度」です。
正しいです。ポリブテン管は耐熱性と耐圧性に優れ、
給湯配管に広く用いられています。
JIS規格では使用温度を90℃以下と定めており、
これを超えると管材の劣化や変形が起こる可能性があります。
正しいです。貯湯槽は給湯需要の変動に対応するために設置されます。
ピーク使用時の必要量を1〜2時間分確保するのが一般的で、
加熱装置の能力とバランスを取ることが重要です。
容量が不足すると湯切れを起こし、過大だとエネルギー効率が低下します。
正しいです。業務用皿洗い機では、
すすぎ温度を80℃程度に設定することで殺菌効果を確保します。
高温すすぎは衛生管理上不可欠であり、食器の安全性を保証します。
温度が低いと殺菌効果が不十分となります。
正しいです。ホテルの宿泊部では、入浴や洗面などで大量の湯を使用するため、
設計給湯量は150〜250L/人・日程度が目安です。
これは、一般住宅より多く、快適性と衛生性を確保するための基準です。
不適当です。ベローズ形伸縮管継手は、
配管の熱膨張を吸収するために設置されます。
複式タイプは単式よりも大きな伸縮量を許容してますので、
一般に70〜100mm程度が標準です。
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03
給湯設備では、配管材料の耐熱性、貯湯槽の容量、用途ごとの給湯温度や給湯量、さらに温度変化による配管の伸縮を吸収する継手などについて、適切な設計が求められます。特に給湯配管は温度変化によって伸び縮みするため、伸縮管継手の構造と伸縮能力を正しく理解することが重要です。この問題では、それぞれの設備や材料について用いられる代表的な設計値を把握しているかがポイントとなります。
適切です。ポリブテン管は、耐熱性や耐食性に優れた合成樹脂管で、給水・給湯設備などに広く使用されています。JISで規定される給水・給湯用のポリブテン管では、使用温度の上限は90°Cとされています。金属管と異なり腐食しにくく、軽量で施工しやすいという特徴がありますが、合成樹脂であるため、使用温度や圧力の条件を守ることが重要です。
適切です。中央式給湯設備の貯湯槽は、給湯需要が集中する時間帯でも必要な湯量を供給できるように容量を決めます。一般に、ピーク時の必要給湯量の1〜2時間分程度を目安とし、加熱装置の能力との組合せによって適切な容量を設定します。貯湯槽を大きくすれば加熱能力を補うことができますが、過大にすると熱損失や設置スペースなどが増えるため、両者のバランスが重要です。
適切です。業務用皿洗い機では、洗浄だけでなく衛生面を確保するため、高温の湯を使用してすすぎを行います。一般に、すすぎに使用する湯の温度は80°C程度が目安とされています。家庭で手洗いに使用する給湯温度よりかなり高いのは、食器表面の汚れを除去するとともに、高温による衛生効果を得ることが目的だからです。厨房設備では用途によって必要な給湯温度が異なる点を理解しておくことが重要です。
適切です。ホテルの宿泊部では、宿泊客が浴室やシャワー、洗面などで多量の湯を使用するため、1人1日当たりの給湯量を基準として設備容量を計画します。設計給湯量の目安は150〜250L/(人・日)程度です。ただし、実際の使用量はホテルの設備内容や利用形態などによって変化します。給湯設備を設計する際には、このような原単位と宿泊人数などから給湯需要を想定します。
不適切です。ベローズ形伸縮管継手は、給湯管などが温度変化によって伸び縮みする際、その変位を蛇腹状のベローズ部分で吸収するための継手です。複式はベローズを2個備えるため、単式よりも大きな伸縮量を吸収できます。一般に単式の最大伸縮量が35mm程度、複式では70mm程度が目安となります。したがって、35mm程度を複式の最大伸縮量としている点が誤りです。
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