建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問108 (給水及び排水の管理 問108)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問108(給水及び排水の管理 問108) (訂正依頼・報告はこちら)

塩素消毒の効果に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 温度の影響を強く受け、温度が高くなるほど消毒速度は速くなる。
  • 微生物表面の荷電状態は、消毒剤の細胞内への透過性に影響する。
  • 懸濁物質が存在すると、その種類、大きさ、濃度等によって、消毒効果が低下する。
  • 塩素消毒の効果を上げるためには、攪拌が重要である。
  • 微生物を不活化するための消毒剤の濃度と接触時間の関係は比例する。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

塩素消毒の効果に関する記述のうち、最も不適当なのは「微生物を不活化するための消毒剤の濃度と接触時間の関係は比例する」です。

選択肢1. 温度の影響を強く受け、温度が高くなるほど消毒速度は速くなる。

塩素消毒は温度が高くなるほど化学反応が早く進むため、消毒速度も速くなります。ただし、極端に高温になると塩素の効果が減少する場合もあります。この記述は正しいです。

選択肢2. 微生物表面の荷電状態は、消毒剤の細胞内への透過性に影響する。

微生物の表面は通常負に帯電しており、塩素消毒剤のような化学物質の作用に影響を及ぼします。荷電状態によって消毒剤の透過性が変化するため、この記述は正しいです。

選択肢3. 懸濁物質が存在すると、その種類、大きさ、濃度等によって、消毒効果が低下する。

懸濁物質(浮遊物質)は、塩素がこれらの物質と反応して消費されるため、消毒剤の有効成分が減少し、消毒効果が低下します。この記述は正しいです。

選択肢4. 塩素消毒の効果を上げるためには、攪拌が重要である。

塩素消毒の効果を高めるには、塩素を均一に分散させるために攪拌が重要です。これにより、消毒剤が効率的に微生物と接触します。この記述は正しいです。

選択肢5. 微生物を不活化するための消毒剤の濃度と接触時間の関係は比例する。

濃度と接触時間の関係は「逆比例」に近い性質を持ちます。濃度が高ければ短い接触時間でも効果を発揮し、濃度が低ければ長い接触時間が必要になります。この記述は誤りです。

まとめ

濃度と接触時間の関係を「比例する」とした記述が誤りです。他の選択肢は塩素消毒の特性を正確に示しています。

参考になった数22

02

最も不適当なものは「微生物を不活性化するための消毒剤の濃度と
接触時間の関係は比例する」です。
消毒剤の濃度が濃い方が消毒効果が高いため接触時間は短くなります。

選択肢1. 温度の影響を強く受け、温度が高くなるほど消毒速度は速くなる。

正しいです。
温度が高いほど消毒効果は高くなり、消毒速度も速くなります。

選択肢2. 微生物表面の荷電状態は、消毒剤の細胞内への透過性に影響する。

正しいです。
微生物表面は電荷を帯びており、周囲環境により電荷の大きさが変化します。
この電荷が消毒剤の透過性に影響を及ぼします。

選択肢3. 懸濁物質が存在すると、その種類、大きさ、濃度等によって、消毒効果が低下する。

正しいです。
懸濁物質と塩素が反応することで塩素が消費され消毒効果は低下します。

選択肢4. 塩素消毒の効果を上げるためには、攪拌が重要である。

正しいです。
攪拌することで微生物との接触が増え消毒効果が高くなります。

選択肢5. 微生物を不活化するための消毒剤の濃度と接触時間の関係は比例する。

誤りです。
消毒剤の濃度と接触時間の関係は反比例です。

まとめ

塩素消毒は濃度が濃いほど微生物を不活化する時間が短くなります。

塩素の特性を覚えておきましょう。

参考になった数0