建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問170 (ねずみ、昆虫等の防除 問170)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問170(ねずみ、昆虫等の防除 問170) (訂正依頼・報告はこちら)
- ヒゼンダニによる角化型疥癬は、感染性が非常に高いことが知られている。
- イエダニは、スズメやムクドリ等の野鳥によって運び込まれる場合が多い。
- コナダニ類の防除対策は、ツメダニ類の対策としても重要である。
- カベアナタカラダニは建築物の外壁を多数歩き回り不快感を与えるが、ヒトを加害することはない。
- マダニ類対策として、野外活動時における忌避剤の使用も有効である。
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この過去問の解説 (2件)
01
最も不適当な記述は、「イエダニは、スズメやムクドリ等の野鳥によって運び込まれる場合が多い」です。
この記述は正しいです。角化型疥癬は、ヒゼンダニによる皮膚感染症で、特に感染力が強いとされています。患者との接触に注意が必要です。
この記述は誤りです。イエダニは、主にネズミに寄生するダニであり、野鳥が媒介することは一般的ではありません。野鳥によって運び込まれるダニとしては、トリサシダニやトリツツガムシが知られています。
この記述は正しいです。ツメダニ類は、コナダニ類を餌とすることが多いため、コナダニ類の発生を防ぐことがツメダニ類の防除にも効果的です。
この記述は正しいです。カベアナタカラダニは、外壁を歩き回ることで不快感を与えますが、人に害を及ぼすことはありません。
この記述は正しいです。マダニは野外で活動する際に接触することが多いため、忌避剤の使用や肌の露出を避けることが有効な対策です。
イエダニが野鳥によって運び込まれるという記述は誤りで、他の選択肢はダニに関する正しい情報です。ダニ対策には種類ごとの生態を理解し、適切な方法で防除することが重要です。
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02
本問は、ダニ類の被害を「感染症型」「刺咬型」「不快害型」「野外寄生型」といった被害の性質ごとに整理し、それぞれの発生源や対策を正しく区別できるかを問う問題です。ダニと一口に言っても、ヒトの皮膚に寄生して感染を広げるもの、ネズミや鳥などの動物に由来して室内に侵入するもの、他のダニを餌にして増えるもの、屋外で付着するものなど、生態や加害様式は大きく異なります。したがって、防除や予防を考える際には「どのダニか」「どこから来るのか」「どのような被害をもたらすのか」を正確に理解することが重要であり、その基礎知識が問われています。
適切です。角化型疥癬(いわゆる重症型の疥癬)は、皮膚の角質が厚くなり、皮膚表面やかさぶたの部分にヒゼンダニが非常に多く存在することがあります。ダニ数が多いほど、接触や環境表面を介した伝播のリスクが高まり、通常の疥癬よりも感染性が高いとされます。したがって、感染対策では接触予防策や環境整備がより重要になります。
不適切です。野鳥の巣や野鳥由来で問題になりやすいのは、一般に鳥に寄生するダニ(鳥ダニ類)であり、ベランダや換気口付近に作られた巣から建物内へ侵入して刺咬被害を起こすことがあります。一方、イエダニは主にネズミなどのげっ歯類に寄生し、鼠の巣や活動域と関連して室内へ侵入・発生するタイプとして理解するのが基本です。したがって、野鳥による持ち込みが多いとする点は、発生源の捉え方として不適当です。
適切です。ツメダニ類は、人を刺すことで皮膚炎の原因になることがありますが、生活環境ではコナダニ類などの小型ダニを捕食して増えるケースが多く見られます。つまり、コナダニ類が増える環境(高温多湿、食品や乾物の管理不良、貯蔵環境の不備など)があると、ツメダニ類も間接的に増えやすくなります。したがって、コナダニ類を増やさないための湿度管理や食品管理、清掃は、ツメダニ対策としても重要です。
適切です。カベアナタカラダニは、外壁やベランダなどで大量に見られることがあり、見た目や大量発生によって不快感(不快害)を与える代表例です。一方で、一般に人を吸血したり刺咬して直接的な加害をする種類として扱われることは少なく、主な問題は「建物の外周で目立つ」「室内へ侵入して不快」という点にあります。そのため、加害はしないが不快感を与える、という整理は妥当です。
適切です。マダニ類は草むらや藪などの環境に生息し、人や動物が近づいた際に付着して吸血します。野外活動では、長袖・長ズボンなどの服装で皮膚の露出を減らすことに加え、忌避剤の使用により付着や吸着のリスクを下げることが期待できます。活動後の入浴や衣類の確認、体表チェックも含めて、複数の対策を組み合わせることが重要です。
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