建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問175 (ねずみ、昆虫等の防除 問175)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問175(ねずみ、昆虫等の防除 問175) (訂正依頼・報告はこちら)
- ジフェチアロールは、ワルファリンに対する抵抗性を獲得したネズミに対しても有効である。
- クマテトラリルは、第2世代の抗凝血性殺鼠剤である。
- シリロシドは、急性殺鼠剤である。
- 粉剤は、餌材料にまぶして毒餌を作製するのに使用することができる。
- ブロマジオロン製剤は、建築物衛生法に基づく特定建築物内では使用できない。
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この過去問の解説 (2件)
01
最も不適当なのは「クマテトラリルは、第2世代の抗凝血性殺鼠剤である。」です。
ジフェチアロール(difethialone)は【第2世代の抗凝血性殺鼠剤】に分類され、ワルファリンに抵抗性を持ったネズミにも効果が認められています。
クマテトラリル(coumatetralyl)は【第1世代の抗凝血性殺鼠剤】に分類されます。ワルファリンと同様に繰り返し摂取させることで効果を発揮するタイプで、第2世代ではありません。
シリロシドは【急性殺鼠剤】として扱われる成分で、一度の摂取で比較的早く効果が出るタイプです。
粉剤は餌となる材料に混ぜる(まぶす)ことで、毒餌を作る方法として使われます。
ブロマジオロン(bromadiolone)は【第2世代の抗凝血性殺鼠剤】です。特定建築物で使う場合には安全面の配慮が必要ですが、全く使えないわけではありません。
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02
本問は、殺鼠剤(ねずみ用薬剤)の「有効成分の系統(抗凝血性か、急性毒か)」と「剤型(粒剤・粉剤など)」、さらに特定建築物(建築物衛生法の対象建築物)で求められる薬剤選定の考え方を理解しているかを問う問題です。とくに、抗凝血性殺鼠剤は「第1世代」と「第2世代」で位置づけが異なるため、成分の分類を正しく押さえることが重要です。
適切です。ジフェチアロールは抗凝血性殺鼠剤の中でも、ワルファリン抵抗性の個体(いわゆる抵抗性ネズミ)への対策として位置づけられる「第2世代」の有効成分として知られています。日本でも、ワルファリン抵抗性が問題になった流れの中で第2世代が用いられるようになったこと、また特定建築物で使用できる第2世代としてジフェチアロールが扱われることがあります。
このため、「ワルファリンに対する抵抗性を獲得したネズミに対しても有効である」という記述は適切です。
不適切です。クマテトラリルは、ワルファリンやフマリンと同じ「クマリン系(抗凝血性)」の枠で説明される成分で、第1世代として整理されます。
第2世代は、ワルファリン抵抗性の出現などを背景に開発された、より強力で少量でも効きやすい(ただし安全管理がより重要になる)系統として区別されます。したがって、「クマテトラリルは第2世代である」という記述は分類が不適当です。
適切です。シリロシドは、いわゆる「急性毒型(速効型)」の殺鼠成分として扱われ、摂取後に比較的短時間で症状が出て死亡に至るタイプです。
このため、「急性殺鼠剤である」という整理は適切です。
適切です。粉剤は、そのまま散布して使うだけでなく、餌材に混ぜたり、餌材にまぶしたりして「毒餌」を作る用途にも使えます。これは、ねずみの嗜好性に合わせて摂取量を確保したい場合に、剤型を工夫する実務上の手段です。したがって記述は適切です。
適切です。建築物衛生法に基づく特定建築物内で使用できる殺鼠剤は、医薬品または医薬部外品に限られます。ブロマジオロン製剤は非常に強力な抗凝血性殺鼠剤であり、中にはこの条件を満たさないものもあるため、製品ごとの確認が必要ですが、試験上の分類では使用できないと覚えておきます。
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