建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問1 (建築物衛生行政概論 問1)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問1(建築物衛生行政概論 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

世界保健機関(WHO)憲章の前文に述べられている健康の定義に関する次の文章の(   )内に入る語句として、最も適当なものはどれか。

「健康とは完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態にあり、単に病気又は病弱の存在しないことではない。
到達しうる最高基準の健康を享受することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的もしくは(   )条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである。」
  • 地域的
  • 文化的
  • 社会的
  • 精神的
  • 身体的

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この過去問の解説 (2件)

01

最も適当な語句は「経済的もしくは社会的条件の差別なしに」です。

選択肢1. 地域的

「地域的」は、特定の地域や地理的要因を指しますが、WHO憲章の文脈では、健康が地域によって差別されるという意味にはなりません。そのため、この語句は不適切です。

選択肢2. 文化的

「文化的」は、文化や伝統に関する条件を指しますが、WHO憲章で言及されている「健康を享受する権利」には直接結びつきません。このため、この語句は適切ではありません。

選択肢3. 社会的

「社会的」は、社会的立場や環境などを指し、WHO憲章が言及する「経済的もしくは社会的条件の差別なしに」と一致します。社会的条件による差別が健康の享受に影響を与えないよう求めているため、この語句が正しいです。

選択肢4. 精神的

「精神的」は、精神状態や心理的な要因を指しますが、文中の文脈では「差別」に関する話題であり、適切な選択肢ではありません。

選択肢5. 身体的

「身体的」は、身体の状態に関する条件を指しますが、文中では「経済的もしくは社会的条件」が話題であり、身体的条件は文脈に合いません。

まとめ

WHO憲章の前文では、健康がすべての人に平等に与えられるべきだと述べており、その際に経済的および社会的条件による差別がないことを強調しています。「社会的」が文脈に最も適した語句です。

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02

本問は、世界保健機関(WHO)憲章の前文に示されている「健康の定義」と「健康を享受する権利」についての文章を取り上げ、空欄(   )に入る語句として最も適当なものを問うものです。結論として、WHO憲章前文の表現は「経済的もしくは社会的条件の差別なしに」であり、該当する語句は「社会的」です。

選択肢1. 地域的

不適切です。WHO憲章前文で列挙されている差別の例は、「人種、宗教、政治的信念又は経済的もしくは社会的条件」です。ここで問われているのは、人が健康を享受する権利が、個人の属性や置かれた状況によって不当に制限されてはならないという趣旨です。
「地域的条件」という言い方は、地理的な場所や居住地による差を連想させます。実際には健康格差の要因として地域差は重要になり得るものの、この設問は条文の定型表現を問うものであり、前文の文言と一致しないため不適当です。

選択肢2. 文化的

不適切です。「文化的条件」は、生活習慣、価値観、言語、慣習などの違いを指す概念としては成立しますが、WHO憲章前文の当該箇所では差別の軸として「経済的もしくは社会的条件」が用いられています。
前文が強調しているのは、健康が単に医療や個人の努力だけで決まるのではなく、社会の仕組みや生活環境など、社会的な要因の影響を強く受けるという視点です。この趣旨に合致するのは「社会的条件」であり、「文化的条件」では条文表現として一致しません。

選択肢3. 社会的

適切です。WHO憲章前文の該当箇所は、「到達しうる最高基準の健康を享受することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的もしくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである」と述べています。
ここでいう「社会的条件」とは、例えば教育水準、雇用、居住環境、家族・地域の支援、社会的地位、社会保障へのアクセスなど、生活を取り巻く社会の側の条件を広く含む考え方です。健康は医療の有無だけでなく、日常生活の基盤となる社会環境によって左右されるため、社会的条件によって健康を得る機会が差別されてはならない、という理念がこの文に込められています。
したがって、空欄に入る最も適当な語句は「社会的」です。

選択肢4. 精神的

不適切です。WHO憲章前文の前半には「健康とは完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態」とあり、「精神的」は確かに健康概念の構成要素として重要です。
しかし、設問の空欄は後半の「差別なしに万人が有する基本的権利」の部分であり、そこで挙げられるのは「経済的もしくは社会的条件」です。「精神的条件」としてしまうと、条文の言い回しと異なるだけでなく、差別の軸としての意味も不明確になります。よって不適当です。

選択肢5. 身体的

不適切です。「身体的」も、健康の定義の中では重要な要素ですが、空欄が置かれているのは健康の構成要素を列挙する部分ではなく、「健康を享受する権利が差別されない」ことを示す部分です。
WHO憲章前文は、この権利が侵されやすい現実的な要因として「経済的」「社会的」条件を挙げています。

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