建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問64 (空気環境の調整 問64)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問64(空気環境の調整 問64) (訂正依頼・報告はこちら)

吸収冷凍機の構成機器として、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 凝縮器
  • 蒸発器
  • 吸収器
  • 再生器
  • 膨張弁

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当なものは「膨張弁」です。

選択肢1. 凝縮器

吸収冷凍機では、冷媒(通常は水蒸気)がここで冷やされて液体に戻ります。これは冷凍サイクルに必要な装置です。この記述は正しいです。

選択肢2. 蒸発器

蒸発器は冷媒が蒸発して周囲の熱を吸収する部分です。冷房のために重要な役割を果たします。この記述は正しいです。

選択肢3. 吸収器

吸収器は、蒸発器から出た冷媒(水蒸気)を吸収液(通常はリチウムブロマイド水溶液)に吸収させる部分です。これによって冷媒が回収され、再び冷凍サイクルに戻ることができます。この記述は正しいです。

選択肢4. 再生器

再生器(または発生器)は、吸収液から冷媒を再び分離する役割を持ちます。加熱によって冷媒を蒸発させ、再び冷却プロセスに戻します。この記述は正しいです。

選択肢5. 膨張弁

膨張弁は、通常の圧縮式冷凍機(例えば、電動冷凍機)で使われる装置であり、吸収冷凍機では使用されません。吸収冷凍機では、吸収液の圧力差を利用して冷媒を移動させるため、膨張弁は不要です。この記述は誤りです。

まとめ

吸収冷凍機は、吸収液を用いた冷凍サイクルを利用するため、圧縮式冷凍機で使われる「膨張弁」は必要ありません。そのため、「膨張弁」は不適当です。

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02

吸収冷凍機の基本的な構成サイクルと、一般的な蒸気圧縮式冷凍機(電動冷凍機)との構成機器の違いを正しく理解しているかを問うています。

選択肢1. 凝縮器

【解説】この記述は正しいです。

再生器で分離された冷媒蒸気を冷却水で冷やして液化させる装置です。蒸気圧縮式、吸収式の双方に共通して存在します。

選択肢2. 蒸発器

【解説】この記述は正しいです。

液体の冷媒が蒸発する際の気化熱を利用して、冷水を作る装置です。これも双方に共通の機器です。

選択肢3. 吸収器

【解説】この記述は正しいです。

蒸発器で気体になった冷媒を吸収液(臭化リチウム溶液など)に吸い込ませる装置です。吸収冷凍機において、電動冷凍機の「圧縮機」の役割の一部を担う重要な構成機器です。

選択肢4. 再生器

【解説】この記述は正しいです。

冷媒を吸い込んで濃度が薄まった吸収液を加熱し、冷媒を蒸気として分離させて濃度を回復させる装置です。

選択肢5. 膨張弁

【解説】正解です。この記述は誤りです。

「膨張弁」は、電動冷凍機(蒸気圧縮式冷凍機)において冷媒を減圧・膨張させるために使われる主要機器です。

吸収冷凍機では、これに類する役割を「冷媒オリフィス」や「冷媒滴下装置」などが担いますが、一般的に構成4機器(蒸発器・吸収器・再生器・凝縮器)の中に「膨張弁」という名称で含まれることはありません。

まとめ

冷凍機の構成機器の比較は以下の通りです。

電動冷凍機(蒸気圧縮式): 蒸発器、圧縮機、凝縮器、膨張弁。

吸収冷凍機: 蒸発器、吸収器、再生器、凝縮器。

「圧縮機と膨張弁」があれば電動、「吸収器と再生器」があれば吸収式、と見分けるのがポイントです。

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