建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問73 (空気環境の調整 問73)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問73(空気環境の調整 問73) (訂正依頼・報告はこちら)
- 静電式は、高圧電界により粉じんを荷電し、吸引吸着することによって捕集・除去するもので、電気集じん機が代表的な装置である。
- ろ過式は、慣性、拡散、さえぎりなどの作用で粉じんをろ材繊維に捕集するものをいう。
- HEPAフィルタやULPAフィルタは、圧力損失が大きい傾向にある。
- ろ過式は各種フィルタがあるが、粒子捕集率の値の範囲は狭い。
- 空気浄化装置は、排気系統に設置される場合もある。
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この過去問の解説 (2件)
01
不適当な記述は「ろ過式は各種フィルタがあるが、粒子捕集率の値の範囲は狭い。」です。
静電式空気浄化装置は、高電圧をかけて粉じんを帯電させ、電極板に吸着させる方式です。電気集じん機が代表的な例で、粒子状物質を効果的に除去できます。この記述は適当です。
ろ過式は、繊維状のフィルタを使用して、空気中の粒子を物理的に捕集する方法です。粒子の動き方(慣性、拡散、さえぎりなど)によって捕集が行われます。この記述は適当です。
HEPA(高性能空気フィルタ)やULPA(超高性能空気フィルタ)は、非常に細かい粒子まで捕集できる反面、空気が通過しにくく圧力損失が大きくなる傾向があります。この記述は適当です。
ろ過式には、プレフィルタ、HEPAフィルタ、ULPAフィルタなどさまざまな種類があり、それぞれ異なる粒子捕集率を持つため、捕集率の範囲は広いです。この記述は誤りです。
空気浄化装置は、室内の空気を浄化するための給気系統だけでなく、汚染物質を排出する排気系統にも設置されることがあります。例えば、工場や厨房の排気設備にはフィルタが組み込まれています。この記述は適当です。
「ろ過式は各種フィルタがあるが、粒子捕集率の値の範囲は狭い。」という記述は誤りです。ろ過式には多くの種類があり、捕集率の範囲は広くなります。
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02
空気浄化装置は、空気中の粉じんや微粒子を除去して、室内環境や設備の清浄度を保つための装置です。代表的な方式として、電気的な力を利用する静電式と、ろ材で粒子を捕集するろ過式があります。問題では、それぞれの方式の原理や特徴、さらに高性能フィルタの性質、設置場所の考え方まで理解できているかが問われています。用語だけでなく、実際にどのように粒子を捕まえるのかをイメージすると判断しやすくなります。
適切です。静電式の空気浄化装置は、まず高圧電界で粉じんに電荷を与え、そのあと電極板に引き寄せて捕集します。いわば、空気中を漂う粒子に電気的な性質を持たせて、反対の電気を帯びた面に吸着させる仕組みです。電気集じん機はこの代表例で、比較的大きな風量にも対応しやすく、産業用や空調設備の分野でも広く用いられています。原理と代表機器の対応も正しい内容です。
適切です。ろ過式は、フィルタの繊維の間を空気が通過するときに、粒子が繊維にぶつかったり、流れに乗り切れず逸れたり、ブラウン運動によって接触したりして捕集されます。これを説明する代表的な作用が、慣性、拡散、さえぎりです。粒子の大きさによって支配的な捕集機構は異なりますが、いずれもろ材繊維に付着して除去される点が共通しています。ろ過式の基本原理として妥当です。
適切です。HEPAフィルタやULPAフィルタは、非常に細かい粒子まで高い効率で除去できる高性能フィルタです。そのぶん繊維構造が緻密で、空気が通り抜けるときの抵抗が大きくなりやすく、一般的なフィルタより圧力損失が増える傾向があります。圧力損失が大きいと送風機に必要な能力や消費電力にも影響するため、実務では清浄度だけでなく圧力損失や維持管理もあわせて検討します。記述は正しいです。
不適切です。ろ過式のフィルタには、粗じん用、中性能、高性能、HEPA、ULPAなど多くの種類があり、対象とする粒子の大きさや求められる清浄度に応じて性能は大きく異なります。つまり、粒子捕集率の範囲は狭いのではなく、むしろ非常に広いのが実情です。大きなごみを主に除去するものから、微細粒子を高効率で捕集するものまで段階的にそろっているため、この記述はろ過式フィルタの特徴を逆に述べています。
適切です。空気浄化装置というと給気側に設置して室内へきれいな空気を送るイメージが強いですが、排気側に設けることもあります。たとえば、室内や作業空間で発生した粉じんや有害物質を外部へそのまま出さないように、排気ダクトや排気装置の途中で除去する使い方です。これにより、周辺環境への影響を抑えたり、設備の安全性を高めたりできます。したがって、排気系統に設置される場合があるという説明は妥当です。
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