建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問72 (空気環境の調整 問72)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問72(空気環境の調整 問72) (訂正依頼・報告はこちら)

ダクトとその付属品に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ピッツバーグはぜは、鋼板ダクトの組立てに用いられる。
  • 鋼板製長方形ダクト同士を接合する継手には、アングルフランジ工法継手がある。
  • 耐食性を必要とするダクトには、ステンレス鋼板が用いられる。
  • 風量調整ダンパには、バタフライ型がある。
  • 丸ダクトはスパイラルダクトに比べて、はぜにより高い強度が得られる。

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この過去問の解説 (2件)

01

不適当な記述は「丸ダクトはスパイラルダクトに比べて、はぜにより高い強度が得られる。」です。

選択肢1. ピッツバーグはぜは、鋼板ダクトの組立てに用いられる。

ピッツバーグはぜ(Pittsburgh lock seam)は、鋼板ダクトの接合方法の一つで、特に長方形ダクトの継ぎ目を作る際に使用されます。この記述は適当です。

選択肢2. 鋼板製長方形ダクト同士を接合する継手には、アングルフランジ工法継手がある。

アングルフランジ工法継手は、長方形ダクトを接合する際に一般的に使用される方法で、剛性を高めるのに適しています。この記述は適当です。

選択肢3. 耐食性を必要とするダクトには、ステンレス鋼板が用いられる。

ステンレス鋼板は、腐食しにくく、耐久性が求められるダクトに使用されます。例えば、厨房排気や化学工場のダクトには、ステンレス鋼板が適しています。この記述は適当です。

選択肢4. 風量調整ダンパには、バタフライ型がある。

バタフライ型ダンパは、中央の回転軸をもつ円形の羽根が回転することで、風量を調整するダンパの一種です。この記述は適当です。

選択肢5. 丸ダクトはスパイラルダクトに比べて、はぜにより高い強度が得られる。

スパイラルダクトは、らせん状に巻かれた鋼板が重なって接合されているため、通常の丸ダクトよりも強度が高いとされています。そのため、この記述は誤りです。

まとめ

「丸ダクトはスパイラルダクトに比べて、はぜにより高い強度が得られる。」という記述は誤りです。スパイラルダクトの方が、らせん状の構造により強度が高くなります。

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02

ダクトの製作方法(はぜ・継手)、材質、および風量調整器具(ダンパ)の種類と強度的特性に関する正確な知識を問うています。

選択肢1. ピッツバーグはぜは、鋼板ダクトの組立てに用いられる。

【解説】この記述は正しいです。

ピッツバーグはぜ(三井はぜ)は、長方形ダクトの角(コーナー)を接合する際、最も一般的に用いられる強力な接合方法です。

選択肢2. 鋼板製長方形ダクト同士を接合する継手には、アングルフランジ工法継手がある。

【解説】この記述は正しいです。

アングルフランジ工法は、ダクトの端にL字型の等辺山形鋼(アングル)を取り付けてボルトで締結する、強度と気密性に優れた伝統的な接合方法です。

選択肢3. 耐食性を必要とするダクトには、ステンレス鋼板が用いられる。

【解説】この記述は正しいです。

厨房の排気や腐食性ガスを扱う場所では、錆に強いステンレス鋼板(SUS)がダクト材料として選定されます。

選択肢4. 風量調整ダンパには、バタフライ型がある。

【解説】この記述は正しいです。

バタフライ型ダンパは、円形や長方形のダクト内の中央にある1枚の羽根を回転させて風量を調節する、構造のシンプルなダンパです。

選択肢5. 丸ダクトはスパイラルダクトに比べて、はぜにより高い強度が得られる。

【解説】正解です。この記述は誤りです。

スパイラルダクトは、帯状の鋼板をらせん(スパイラル)状に巻きながら、縁を「はぜ」で噛み合わせて製作します。

このらせん状に連続した「はぜ」が補強リブの役割を果たすため、通常の平滑な丸ダクトよりも高い強度が得られます。

まとめ

ダクトの構造に関するポイントは以下の通りです。

スパイラルダクト: らせん状の「はぜ」が補強となり強度がアップする。

ピッツバーグはぜ: 角ダクトの組み立てに使う代表的な手法。

フランジ工法: ダクト同士を接続するためのフランジ(継手)の一種。

「らせん(スパイラル)構造は、単なる筒よりも形が崩れにくい」という強度的メリットを覚えておきましょう。

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