建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問75 (空気環境の調整 問75)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問75(空気環境の調整 問75) (訂正依頼・報告はこちら)
- 局所換気は、汚染物質を発生源の近くで捕集するため捕集効率が高く、換気量も比較的少ない。
- 温度差による換気力は、室内外の空気の密度差に比例する。
- 住宅等の居室のシックハウス対策として機械換気設備を用いる場合の必要換気量は、換気回数で0.5回/h以上と規定されている。
- 第2種機械換気方式は、給気口及び排風機により構成される。
- ハイブリッド換気は、自然換気に機械換気や空調設備を組み合わせたものである。
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この過去問の解説 (2件)
01
不適当な記述は「第2種機械換気方式は、給気口及び排風機により構成される。」です。
局所換気は、汚染物質が室内全体に広がる前に発生源の近くで排気する方式です。そのため、効率よく換気でき、必要な換気量も抑えられます。適当な記述です。
温度が高い空気は軽くなり、低い空気は重くなります。この温度差によって生じる換気力は、室内と外の空気の密度差によって変化します。適当な記述です。
シックハウス対策として、住宅の居室では1時間に0.5回以上の換気(空気の入れ替え)が必要と法律で定められています。適当な記述です。
第2種換気方式は、給気ファン(送風機)を用いて室内に空気を押し込み、自然に排気する方式です。排風機を使わずに、給気を強制的に行うことで室内を陽圧にするのが特徴です。この記述は誤りです。
ハイブリッド換気は、自然換気と機械換気の両方を組み合わせた換気方式で、省エネルギー効果も期待できます。適当な記述です。
「第2種機械換気方式は、給気口及び排風機により構成される。」という記述は誤りです。第2種換気方式は給気ファンで強制的に空気を送り込み、排気は自然に行われるため、排風機は必要ありません。
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02
換気には、室内の空気を入れ替えて汚染物質や熱、湿気を除去する役割がありますが、その方式ごとに目的や構成が異なります。発生源付近で汚染を抑える局所換気、建物全体の空気を入れ替える全般換気、自然の力を利用する自然換気、機械で強制的に空気を動かす機械換気など、それぞれの特徴を正しく理解することが重要です。この問題では、換気方式の原理と分類を整理して覚えているかが問われています。
適切です。局所換気は、有害ガスや粉じん、蒸気などを室内全体に拡散させる前に、発生源のすぐ近くで吸い込んで除去する方式です。室全体の空気を大量に入れ替える必要がないため、必要換気量を比較的少なく抑えやすい特徴があります。効率よく汚染を除去できるので、作業環境の改善や省エネルギーの面でも有利な方法として広く用いられています。
適切です。温度差換気は、暖かい空気が軽くなって上昇し、冷たい空気が重くなって下がる性質を利用した自然換気です。室内外で温度差が生じると空気の密度に差ができ、その差が大きいほど空気を動かす力も大きくなります。冬期に暖房した室内では上部から空気が抜けやすく、下部から外気が入りやすくなるのはこのためです。自然換気の基本原理として重要な知識です。
適切です。シックハウス対策では、建材や家具などから発散する化学物質を室内に滞留させないことが重要です。そのため建築基準法関連の規定では、住宅などの居室において機械換気設備を設ける場合、原則として0.5回/h以上の換気回数が必要とされています。これは1時間に室内空気の半分以上を入れ替える考え方であり、室内空気質を保つための最低限の基準として理解しておくべき内容です。
不適切です。第2種機械換気方式は、機械で給気し、排気は自然に行う方式です。したがって構成は通常、給気ファンと排気口になります。一方、設問のように給気口と排風機で構成されるのは、自然に給気して機械で排気する第3種機械換気方式の説明に近い内容です。各換気方式は、給気と排気のどちらを機械で行うかによって区別されるため、この組合せを正確に覚えることが重要です。
適切です。ハイブリッド換気は、風力や温度差を利用する自然換気を基本としながら、必要に応じて機械換気や空調設備を組み合わせて換気性能を安定させる方式です。自然条件だけでは換気量が不足する場合でも、機械の補助によって室内環境を適切に保ちやすくなります。省エネルギー性と換気の確実性を両立しやすい考え方であり、近年の建築設備でも重要な手法のひとつです。
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