建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問78 (空気環境の調整 問78)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問78(空気環境の調整 問78) (訂正依頼・報告はこちら)
- 酸素の測定には、紫外線吸収法がある。
- 微生物の測定には、免疫クロマトグラフ法がある。
- イオウ酸化物の測定には、溶液導電率法がある。
- オゾンの測定には、半導体法がある。
- 花粉アレルゲンの測定には、エアロアレルゲン・イムノブロット法がある。
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この過去問の解説 (2件)
01
不適当な記述は「酸素の測定には、紫外線吸収法がある。」です。
紫外線吸収法は、オゾン(O₃)や二酸化硫黄(SO₂)などの気体の測定に用いられる方法ですが、酸素(O₂)は紫外線を吸収しないため、この方法では測定できません。酸素の測定には、ガルバニ電池式酸素センサーや磁気式酸素分析法が使われます。この記述は誤りです。
免疫クロマトグラフ法は、抗原抗体反応を利用して特定の微生物やウイルスを迅速に検出する方法です。医療や環境検査で広く利用されています。適当な記述です。
溶液導電率法は、二酸化硫黄(SO₂)などのイオウ酸化物を水に吸収させ、その溶液の電気伝導率を測定することで濃度を求める方法です。適当な記述です。
導体法は、オゾンや窒素酸化物(NOₓ)などのガスに対して、半導体センサーが反応することで濃度を測定する方法です。オゾン測定にも使用されます。適当な記述です。
エアロアレルゲン・イムノブロット法は、空気中のアレルゲン(花粉やダニのアレルゲンなど)を検出するために用いられる方法です。適当な記述です。
「酸素の測定には、紫外線吸収法がある。」という記述は誤りです。酸素は紫外線を吸収しないため、紫外線吸収法では測定できません。酸素の測定には、ガルバニ電池式や磁気式酸素分析法が使われます。
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02
空気環境の測定では、測りたい対象ごとに適した測定原理を選ぶことが重要です。気体は光の吸収や電気的性質、粒子や生体由来物質は免疫学的手法や捕集後の分析によって調べます。似たような名称の方法でも、対象物質が異なると使えないことがあります。そのため、各測定法がどの物質の性質を利用しているのかを理解しておくことが、正誤判断の大きなポイントです。
不適切です。酸素の測定には、一般に磁気式、電気化学式、ジルコニア式などが用いられます。紫外線吸収法は、物質が特定の波長の紫外線を吸収する性質を利用する方法で、オゾンや一部の汚染物質の測定で使われることが多いです。酸素はこの方法の代表的な対象ではなく、酸素濃度の測定法として挙げるのは適切ではありません。測定対象の物理化学的性質と測定原理が一致していない点が誤りです。
適切です。免疫クロマトグラフ法は、抗原抗体反応を利用して特定の微生物やその関連成分を簡便に検出する方法です。空気環境や衛生管理の分野でも、迅速なスクリーニングが必要な場面で活用されることがあります。ただし、すべての微生物を網羅的に測る方法ではなく、対象を絞って検出する方法です。培養法のように生きた微生物の増殖を確認する方法とは性格が異なりますが、微生物測定の一手法としては成立します。
適切です。イオウ酸化物は、水や吸収液に取り込まれると電解質として振る舞い、溶液の導電率に変化を生じさせます。溶液導電率法はこの変化を利用して濃度を把握する方法で、かつて二酸化硫黄などの測定で用いられてきました。現在はより高性能な自動測定法が普及していますが、測定原理としては正しい知識です。気体をいったん液中に捕集し、その後に電気的変化を読むという流れを理解すると覚えやすいです。
適切です。オゾンの測定には紫外線吸収法が代表的ですが、半導体センサを利用した簡易測定器もあります。半導体法では、オゾンがセンサ表面に作用したときの電気抵抗の変化などを読み取って濃度を推定します。高精度な基準測定というより、現場での監視や簡易把握に向く場合が多いです。したがって、オゾンの測定法として半導体法が存在するという記述自体は妥当であり、不適切とはいえません。
適切です。花粉アレルゲンは、空気中に浮遊するアレルゲンを捕集し、抗体を用いて検出する方法で調べることができます。エアロアレルゲン・イムノブロット法は、そのような免疫学的測定法の一つで、花粉そのものの個数ではなく、アレルゲン成分の有無や量を評価するのに役立ちます。花粉飛散数の観測とは目的が少し異なりますが、アレルギー対策や曝露評価の面では有用な方法であり、記述は適切です。
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