建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問158 (清掃 問158)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問158(清掃 問158) (訂正依頼・報告はこちら)
- 生産において、マテリアルリサイクルを進める。
- 消費・使用において、リデュースを進める。
- 廃棄において、リユースを進める。
- 処理において、サーマルリサイクルを進める。
- 最終処分において、天然資源の投入を進める。
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この過去問の解説 (2件)
01
循環型社会は、限りある資源を有効に活用し、環境への負担を減らすことを目指しています。そのために、減らす(リデュース)、再使用(リユース)、再資源化(リサイクル)といった取り組みが強調されています。それぞれの段階でふさわしい方法を選ぶことで、廃棄物の発生を抑え、持続可能な生産・消費を続けることが求められます。では、選択肢を順番に見ていきます。
この記述は適切です。マテリアルリサイクルは、使用済みの素材を再び原材料として使うことで、天然資源の消費を抑えます。例えば、廃プラスチックを回収してプラスチック製品を再び作るなど、生産段階でリサイクルを進めることで資源の有効利用が期待できます。
この記述は適切です。消費・使用の段階では、廃棄物の発生をできるだけ抑えることが重要になります。過剰な包装を減らしたり、長く使える製品を選ぶなどの工夫により、不要なごみを減らすことができます。
この記述は適切です。廃棄の段階でも、再使用できるものを選び出して活用する場面があります。例えば、不用品回収の際にまだ使える家具や家電を仕分けして、リユースショップなどへ回すことによって、捨てられるはずだったものを再び使える状態に戻すことができます。
この記述は適切です。サーマルリサイクルとは、焼却時の熱エネルギーを発電や温水供給に活用する方法で、再利用や素材リサイクルが難しい場合の選択肢として位置づけられます。廃棄物を単に燃やして終わりにせず、エネルギーとして有効利用するための手段として用いられています。
この記述は不適切です。最終処分は、リデュースやリユース、リサイクルなど、ほかの方法で資源を循環させる取り組みを行ってもなお残ってしまう廃棄物を埋め立てなどで処分する段階です。ここでは、新たに天然資源を投入するのではなく、最終処分量をできるだけ小さくすることが重要になります。
生産段階のマテリアルリサイクルや、消費・使用段階のリデュースなど、各工程で適切な方法を進めることが、資源をむだなく使うために大切です。最終処分の場面で新たに天然資源を投入するのは、循環型社会の考え方に合わないため、この点に注意が必要です。
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02
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。循環型社会形成推進基本法の考え方では、廃棄物や資源を社会の中で循環させることで天然資源の消費を抑制し、環境負荷を低減することが目的です。3R(リデュース・リユース・リサイクル)の意味と、各段階で行うべきことを整理しておきましょう。
正しいです。
マテリアルリサイクルとは、廃棄物を素材・原料として再利用することです。生産段階でリサイクル素材を活用することは、天然資源の新規採取を減らし、循環型社会の形成に貢献します。
正しいです。
リデュースとは廃棄物の発生を抑制することです。消費・使用段階で必要以上の購入や使い捨てを避けることが、廃棄物の発生を最小化する最も根本的なアプローチです。
正しいです。
リユースとは製品や部品をそのままの形で繰り返し使用することです。廃棄に至る前に再使用の機会を設けることで、廃棄物量を減らし資源の有効活用につながります。
正しいです。
サーマルリサイクルとは、廃棄物を焼却する際に発生する熱エネルギーを電力や熱として回収・利用することです。マテリアルリサイクルができない廃棄物を処理する段階でサーマルリサイクルを行うことは、循環型社会における有効な資源活用策です。
誤りです。
循環型社会形成の目的は、最終処分(埋立て等)を最小化し、天然資源の新規採取・投入をできる限り減らすことです。「天然資源の投入を進める」という方向性は循環型社会の理念と正反対であり、最も不適当な記述です。
循環型社会の基本は「天然資源の消費を減らし、廃棄物の発生を抑制する」ことです。3R(リデュース→リユース→リサイクル)の優先順位と、各R・各リサイクル方法(マテリアル・サーマル)の意味を整理して覚えておきましょう。「最終処分での天然資源投入」は目的と逆行するという点が本問のポイントです。
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