建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第49回(令和元年度(2019年))
問169 (ねずみ、昆虫等の防除 問169)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第49回(令和元年度(2019年)) 問169(ねずみ、昆虫等の防除 問169) (訂正依頼・報告はこちら)
- マダニ類には、ヒトの皮膚内に寄生する種類がある。
- ダニの体は、頭部、胸部、胴体部に分けることができる。
- ツメダニ類は、他のダニやチャタテムシ等を捕食することが知られている。
- ワクモは、室内塵(じん)中の有機物を餌として発育する。
- イエダニは、野鳥に寄生し、吸血する。
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この過去問の解説 (2件)
01
ダニは種類によって生態が異なり、寄生するものや捕食性のもの、室内の塵に生息するものなどさまざまです。ダニによる健康被害やアレルギーの原因を理解するためにも、それぞれの特徴を正しく知ることが重要です。選択肢を順番に見ていきます。
この記述は不適当です。マダニはヒトや動物の皮膚にしっかりと食いついて吸血しますが、皮膚内に寄生することはありません。皮膚の中に潜り込んで寄生するのは「ヒゼンダニ」であり、マダニとは異なります。
この記述は不適当です。ダニの体は、昆虫のように「頭・胸・胴」の3つの部分に分かれていません。ダニはクモの仲間であり、頭部と胴体が一体化しており、はっきりとした分かれ目はありません。
この記述は適当です。ツメダニ類は捕食性のダニで、他の小型のダニやチャタテムシを食べます。室内に多く生息するコナダニなどを捕食することもあり、コナダニが増えるとツメダニも増えやすくなります。ツメダニは人を刺すこともあり、皮膚炎の原因になることがあります。
この記述は不適当です。ワクモは鳥に寄生し、血を吸う吸血性のダニです。夜間に鳥の体から離れて巣の周囲に潜み、再び吸血することがあります。室内の塵を餌にして発育するわけではありません。
この記述は不適当です。イエダニは主にネズミに寄生するダニで、ネズミの血を吸って生きています。ネズミが死んだりして宿主を失うと、人に移動して吸血することがあり、強いかゆみを引き起こします。野鳥ではなく、主にネズミが関係するダニです。
ツメダニは捕食性で、他のダニやチャタテムシを食べることで知られています。マダニは皮膚に食いつくものの、皮膚の中には寄生しません。ダニの体は頭・胸・胴に分かれておらず、イエダニはネズミに寄生します。ワクモは吸血性のダニであり、塵を餌にするわけではありません。ダニの生態を正しく理解し、それぞれの特徴に応じた対策をとることが重要です。
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02
この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。建築物内で問題となるダニの種類(ツメダニ・ワクモ・イエダニ・ヒゼンダニ・マダニなど)の食性・寄生対象・体の形態をそれぞれ正確に区別して覚えることが重要です。
誤りです。
ヒトの皮膚内(角質層)に穴を掘って寄生するのはヒゼンダニ(疥癬虫)です。マダニ類は皮膚表面に口器を刺して固着し吸血しますが、皮膚内に潜り込んで寄生するわけではありません。
誤りです。
ダニはクモ綱に属し、昆虫とは異なります。ダニの体は「顎体部」と「胴体部」の2部分に大きく分けられます。昆虫に見られる「頭部・胸部・腹部」の3分節はダニには当てはまりません。
正しいです。
ツメダニ類は捕食性のダニで、コナダニ・ヒョウヒダニなどの他のダニ類やチャタテムシなどの微小節足動物を捕食します。他のダニが大量発生した場所にツメダニが増える場合があり、刺咬被害の原因となることがあります。
誤りです。
ワクモは主に鶏などの家禽や野鳥に寄生して吸血するダニです。室内塵中の有機物を食べるわけではありません。室内塵中の有機物を食べるのはヒョウヒダニやコナダニ等です。
誤りです。
イエダニはドブネズミ等のネズミ類に寄生して吸血します。宿主のネズミが駆除・死亡した際などに巣から離れ、ヒトを吸血することがあります。野鳥に寄生するのはワクモです。
ダニの種類と寄生・食性を整理します。ヒトの皮膚内=ヒゼンダニ、野鳥・家禽から吸血=ワクモ、ネズミから吸血=イエダニ、他のダニ・小昆虫を捕食=ツメダニ、室内塵の有機物を食べる=ヒョウヒダニ・コナダニ、という対応表を作って覚えると効率的です。また「ダニは頭部・胸部・腹部の3分節ではなく2分節(顎体部+胴体部)」という点も頻出です。
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