建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問116 (給水及び排水の管理 問116)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問116(給水及び排水の管理 問116) (訂正依頼・報告はこちら)

貯水槽の清掃に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 清掃時は、貯水槽のマンホールの蓋を開け、換気用のファンやダクトを設置し、槽内の換気を図るなどの事故防止対策を行う。
  • 受水槽と高置水槽の清掃は、原則同じ日に行い、受水槽の清掃後に高置水槽の清掃を行う。
  • 清掃終了後は、塩素剤を用いて2回以上、貯水槽内の消毒を行う。
  • 消毒後の水洗いと水張りは、消毒終了後、15分程度経過してから行う。
  • 清掃終了後の消毒は、有効塩素濃度50〜100mg/L の次亜塩素酸ナトリウム溶液などの塩素剤を使用する。

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この過去問の解説 (2件)

01

消毒後の水洗いと水張りは、消毒終了後15分程度経過してから行う という説明が誤りです。厚生労働省の「貯水槽清掃業務指針」では、塩素消毒後に30分以上の接触時間を確保するよう求めています。15分では殺菌が不十分となるため、この記述だけが基準と食い違います。

選択肢1. 清掃時は、貯水槽のマンホールの蓋を開け、換気用のファンやダクトを設置し、槽内の換気を図るなどの事故防止対策を行う。

作業員の酸欠や有毒ガス事故を防ぐ基本的な安全対策です。

選択肢2. 受水槽と高置水槽の清掃は、原則同じ日に行い、受水槽の清掃後に高置水槽の清掃を行う。

受水槽で殺菌された水を高置水槽に送ることで二次汚染を防げるため、順序と同日実施は妥当です。

選択肢3. 清掃終了後は、塩素剤を用いて2回以上、貯水槽内の消毒を行う。

指針では回数の上限はなく、複数回行うこと自体に問題はありません。

選択肢4. 消毒後の水洗いと水張りは、消毒終了後、15分程度経過してから行う。

正しくは30分以上接触させる必要があります。時間が足りないため不適当です。

選択肢5. 清掃終了後の消毒は、有効塩素濃度50〜100mg/L の次亜塩素酸ナトリウム溶液などの塩素剤を使用する。

指針に示された濃度範囲であり、適切です。

まとめ

貯水槽の衛生確保では、塩素濃度50〜100 mg/Lで30分以上の作用時間を確保することが重要です。消毒時間が短いと細菌が残存し、飲料水の安全性が損なわれるので注意が必要です。

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02

最も不適当なものは「消毒後の水洗いと水張りは、
消毒終了後、15分程度経過してから行う」です。

選択肢1. 清掃時は、貯水槽のマンホールの蓋を開け、換気用のファンやダクトを設置し、槽内の換気を図るなどの事故防止対策を行う。

正しいです。
貯水槽は空気が滞留しているためファンにより換気し
酸欠などの事故を防止します。

選択肢2. 受水槽と高置水槽の清掃は、原則同じ日に行い、受水槽の清掃後に高置水槽の清掃を行う。

正しいです。
受水槽と高置水槽の清掃は原則同日に実施します。
上流の受水槽から実施することで清掃後の汚染を防止します。

選択肢3. 清掃終了後は、塩素剤を用いて2回以上、貯水槽内の消毒を行う。

正しいです。
清掃終了後の消毒は塩素剤を用いて2回以上実施します。

選択肢4. 消毒後の水洗いと水張りは、消毒終了後、15分程度経過してから行う。

誤りです。
消毒後の水洗いと水梁は消毒終了後、30分以上経過してから実施します。
消毒効果は塩素濃度が高いほど、接触時間が長いほど大きくなるため、
適切な塩素濃度と接触時間を守ることが重要です。

選択肢5. 清掃終了後の消毒は、有効塩素濃度50〜100mg/L の次亜塩素酸ナトリウム溶液などの塩素剤を使用する。

正しいです。
有効塩素濃度50~100mg/Lの次亜塩素酸ナトリウム溶液などの塩素剤を使用し、
貯槽内全面に噴霧またはブラシなどで塗布します。
この方法で2回以上消毒を行い、消毒後30分以上経過してから水洗いします。

まとめ

貯水槽の清掃手順を覚えておきましょう。

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