建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問143 (清掃 問144)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問143(清掃 問144) (訂正依頼・報告はこちら)
- きれいさの評価は、主として測定機器(光沢度計など)を用いて行う。
- 改善内容や具体的な対策を示して、清掃責任者に指示する。
- 点検は、インスペクション実施計画に従って実施する。
- 同一の仕様であってもできばえに相当の違いが出てくるので、品質評価が重要である。
- 評価は、利用者の立場になって行う。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは「きれいさの評価は、主として測定機器(光沢度計など)を用いて行う。」です。
品質評価は、利用者の見え方・感じ方を重視した目視・触感・臭気の確認が基本です。測定機器の数値は補助的に使いますが、主として機器で評価するという考え方は適切ではありません。
不適切です。 機器による数値(光沢度、滑り抵抗、粉じん量など)は客観データとして有用ですが、利用者の体感や見た目の質感を完全には表せません。基本はインスペクションによる目視・触感・臭気の確認で、機器は補助として使います。
適切です。 点検や評価で見つかった課題に対し、原因・対策・期限・担当を明確にして是正・改善を指示します。これはPDCAを回す上で重要です。
適切です。 実施頻度・範囲・方法・評価基準を定めたインスペクション計画に沿って、定期的・系統的に点検します。抜き打ち点検を併用する場合もありますが、基本は計画に基づく運用です。
適切です。 仕様や回数が同じでも、手順の徹底度・資機材の使い方・現場条件で仕上がりは変わります。だからこそ品質評価とフィードバックが欠かせません。
適切です。 清掃の目的は利用者の快適・安全の確保です。視線の高さ・動線・使用時間帯などを意識し、利用者目線で評価します。
品質評価の基本は「利用者目線のインスペクション+必要に応じた機器測定」です。
目視・触感・臭気などの感覚的評価を主軸にします。
機器測定は補助として使い、数値と体感の両面で確認します。
計画に基づく点検→課題の是正指示→再評価というPDCAを回すことで、できばえのバラつきを抑えられます。
この考え方から、機器を主として用いるという記述は不適当と分かります。
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