建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問169 (ねずみ、昆虫等の防除 問170)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問169(ねずみ、昆虫等の防除 問170) (訂正依頼・報告はこちら)
- ツメダニの被害対策には、ヒョウヒダニ類やチャタテムシ類の防除が重要である。
- 家屋周辺のマダニ類対策では、ペットの衛生管理が重要である。
- ヒゼンダニは皮膚内に侵入し、吸血する。
- コナダニ類の対策では、畳表面の掃除機による吸引及び通風乾燥が基本となる。
- スズメサシダニが発見された場合には、野鳥の巣が家屋の天井や壁に存在する可能性が高い。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは「ヒゼンダニは皮膚内に侵入し、吸血する。」です。
ヒゼンダニは皮膚の角質層にトンネルを掘って寄生しますが、血を吸うのではなく皮膚組織液などを摂取します。したがって「吸血する」という表現は誤りです。
適切です。 ツメダニは捕食性で、ヒョウヒダニやチャタテムシを餌にします。餌となる虫が増えるとツメダニも増えるため、餌側の防除(湿度管理・清掃・発生源整理)が効果的です。
適切です。 マダニは屋外で待ち伏せし、犬・猫に付着して屋内へ持ち込まれます。ブラッシング・ノミダニ予防薬・散歩後のチェックなどのペット管理が重要です。
不適切です。 ヒゼンダニは皮膚の角質層に寄生し、組織液などを摂取します。吸血性ではありません。
適切です。 コナダニは高湿で増えやすいため、乾燥・換気・掃除機での除去が基本です。湿気のこもる畳は特に通風乾燥が効果的です。
適切です。 スズメサシダニは鳥由来のダニで、屋根裏や壁内の鳥の巣が発生源になりがちです。巣の撤去や侵入防止が必要です。
ダニ対策は種類ごとの生態に合わせることが大切です。
ツメダニ:餌となるダニ・微小昆虫を抑える。
マダニ:ペット経由の持ち込みに注意し、予防薬と点検。
ヒゼンダニ:角質層寄生で吸血はしない。
コナダニ:湿度を下げて掃除機・換気。
スズメサシダニ:鳥の巣が発生源のことが多い。
この整理で、吸血と誤って説明している選択肢が不適当と分かります。
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