建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問33 (建築物の環境衛生 問33)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問33(建築物の環境衛生 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
- 外耳は耳介、外耳道、鼓膜からなる。
- 音の伝達には気導と骨導がある。
- サウンドアメニティーとは、快い音環境のことである。
- 聴力はオージオメータの基準音圧レベルを基準として測定される。
- 蝸(か)牛は内耳に含まれ、蝸牛内部には有毛細胞をもつコルチ器がある。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
人の耳は大きく分けて外耳、中耳、内耳の3つで
構成されてそれぞれが連携して聴覚が生じます。
人が聞き取れる音の範囲は20Hz~20000Hzの周波数帯域で、
4000Hz付近の音を最もよく聞き取れます。
正解です。
外耳は耳介、外耳道からなります。
鼓膜は中耳になります。
不正解です。
気導は音波が鼓膜を振動させて、
その振動が中耳の耳小骨を介して内耳に伝えます。
骨導は頭蓋骨を通じての振動が直接内耳に伝わるので
外耳や中耳を経由しません。
不正解です。
サウンドアメニティーとは、快い音環境のことです。
不正解です。
聴力はオージオメータの基準音圧レベルを
基準として測定されます。
オージオメータは、標準化された音圧レベルを
使用して聴覚の閾値を測定します。
不正解です。
蝸牛は内耳に含まれ、蝸牛内部には有毛細胞を
もつコルチ器があります。
コルチ器が音の振動を感知して、
有毛細胞がその情報を電気信号に変換します。
高く、大きい音に曝露されると
聴力の低下などの健康被害を及ぼします。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
02
正解は、「外耳は耳介、外耳道、鼓膜からなる。」です。
この問題は、音の伝達や聴覚器官の構造、音環境に関するものです。
外耳・中耳・内耳の構造を正しく理解し、
聴力測定の基準や音環境の評価に関する用語を把握することが求められます。
特に、サウンドアメニティーの概念や骨導・気導の違いは、
建築物の音響設計や騒音対策に直結する知識です。
また、外耳は耳介と外耳道で構成され、鼓膜は中耳に含まれます。
不適当です。外耳は耳介と外耳道で構成され、
鼓膜は外耳と中耳の境界に位置しますが、中耳に含まれます。
鼓膜は音波を受けて振動し、その振動を耳小骨に伝える役割を担います。
音の伝達経路を把握する上で重要です。
正しいです。音は通常、空気を介して外耳から鼓膜、中耳、内耳へと伝わる、
「気導」によって認識されます。
一方、骨導は頭蓋骨を介して直接内耳に振動が伝わる経路で、
補聴器や聴力検査で利用されます。
聴覚障害の診断や音響設計するうえで重要です。
正しいです。サウンドアメニティーは、建築物内で快適な音環境を提供する概念で、
騒音低減や音響設計に関する評価指標として重要です。
騒音の遮断だけではなく、心地よい音響特性を確保することが目的であり、
オフィスや商業施設での快適性向上に直結します。
正しいです。聴力検査ではオージオメータを用い、
基準音圧レベル(dB HL)を基準に測定します。
これは正常な聴力を持つ人の平均閾値を0 dB HLとし、
個人の聴力を比較するための指標です。
騒音対策や音響設計において重要です。
正しいです。蝸牛は内耳の主要構造で、
音の振動を電気信号に変換する役割を担います。
内部には有毛細胞を含むコルチ器があり、
聴覚の中枢への信号伝達を行います。
聴覚の仕組みを理解する上で重要です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問32)へ
第52回(令和4年度(2022年)) 問題一覧
次の問題(問34)へ