建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問57 (空気環境の調整 問57)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問57(空気環境の調整 問57) (訂正依頼・報告はこちら)
- 空気力学径
- ストークス径
- 円等価径
- 光散乱径
- 電気移動度径
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この過去問の解説 (2件)
01
粒子の形状が球状であれば顕微鏡などで可視化して
相当径を求めることができますが、実際には球状でないことが多いです。
幾何相当径は幾何形状から算出するもので方定向径、円等価径が該当します。
そのほか測定量として得られる仮想粒子を物理相当径になります。
不正解です。
空気力学径は物理相当径です。
不正解です。
ストークス径は物理相当径です。
正解です。
円等価径は幾何相当径です。
不正解です。
光散乱径は物理相当径です。
不正解です。
電気移動度径は物理相当径です。
エアルゾル粒子の中でもウイルスは0.003~0.05μmと
ずば抜けて小さいです。
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02
正解は、「円等価径」です。
この問題は、エアロゾル粒子の「相当径」の分類に関する理解を問う問題です。
相当径には大きく分けて幾何相当径と物理相当径があります。
幾何相当径は粒子の形状や投影面積など、見た目の幾何学的特性に基づく径であり、
円等価径や定方向径が該当します。
一方、物理相当径は粒子の挙動や測定特性に基づく径で、
空気力学径、ストークス径、光散乱径、電気移動度径が含まれます。
誤りです。空気力学径は、粒子が空気中で沈降する速度に基づいて定義される径であり、
物理相当径に分類されます。
空気力学径は、エアロゾルの沈降や捕集効率を評価する際に重要で、
フィルター性能や換気設計に関わります。
しかし、幾何学的な形状とは直接関係がないため、幾何相当径には該当しません。
誤りです。ストークス径は、流体中での粒子の沈降速度に基づいて定義される径で、
物理相当径に分類されます。
ストークスの法則を利用して、粒子の沈降挙動を球形粒子に換算したものです。
しかし、粒子の見た目や形状に基づくものではないため、幾何相当径には該当しません。
正しいです。円等価径は、粒子の投影面積と等しい円の直径を指し、
幾何相当径に分類されます。
これは、粒子の形状が不規則であっても、その影の面積を基準に円に換算することで、
見た目の大きさを表す方法です。
顕微鏡観察や画像解析で求められることが多く、
粒子の幾何学的特性を評価する際に用いられます。
誤りです。光散乱径は、粒子が光を散乱させる特性に基づいて定義される径で、
物理相当径に分類されます。
光散乱径は、粒子の形状や密度に依存せず、光学的な挙動を基準にしてます。
したがって、幾何相当径には該当しません。
誤りです。電気移動度径は、粒子が電場中で移動する速度に基づいて定義される径で、
物理相当径に分類されます。
電気移動度径は、ナノ粒子やウイルスなどの微小粒子の測定に利用されますが、
粒子の形状や見た目とは関係ありません。
したがって、幾何相当径には該当しません。
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