建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問168 (ねずみ、昆虫等の防除 問168)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問168(ねずみ、昆虫等の防除 問168) (訂正依頼・報告はこちら)

ゴキブリの生態に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ワモンゴキブリは、卵鞘(しょう)を唾液などでくぼみ、隙間等に貼り付ける。
  • ゴキブリ類は、成虫と幼虫の生息場所が同じである。
  • 孵(ふ)化したばかりのゴキブリ類の幼虫は、0.5mmの隙間でも潜ることができる。
  • チャバネゴキブリは、休眠性をもたない。
  • ゴキブリ類の集団形成は、気門から分泌される集合フェロモンにより促進される。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「ゴキブリ類の集団形成は、気門から分泌される集合フェロモンにより促進される。」が不適当な設問となります。

選択肢1. ワモンゴキブリは、卵鞘(しょう)を唾液などでくぼみ、隙間等に貼り付ける。

設問の通り、ワモンゴキブリは、卵鞘(しょう)を唾液などでくぼみ、隙間等に貼り付けます。

選択肢2. ゴキブリ類は、成虫と幼虫の生息場所が同じである。

設問の通り、ゴキブリ類は、成虫と幼虫の生息場所が同じです。

選択肢3. 孵(ふ)化したばかりのゴキブリ類の幼虫は、0.5mmの隙間でも潜ることができる。

設問の通り、孵(ふ)化したばかりのゴキブリ類の幼虫は、0.5mmの隙間でも潜ることができます。

選択肢4. チャバネゴキブリは、休眠性をもたない。

設問の通り、チャバネゴキブリは、休眠性をもたないため、自然環境では越冬できません。

選択肢5. ゴキブリ類の集団形成は、気門から分泌される集合フェロモンにより促進される。

ゴキブリ類の集団形成は、気門ではなく、直腸から分泌される集合フェロモンにより促進されます。

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02

集合フェロモンは気門ではなく直腸から分泌されます。

選択肢1. ワモンゴキブリは、卵鞘(しょう)を唾液などでくぼみ、隙間等に貼り付ける。

正しい。

ワモンゴキブリは卵鞘を産卵後、唾液などで固定し、隙間に貼り付ける習性があります。

選択肢2. ゴキブリ類は、成虫と幼虫の生息場所が同じである。

正しい。

ゴキブリは不完全変態昆虫であり、幼虫と成虫が同じ環境で生活します。

選択肢3. 孵(ふ)化したばかりのゴキブリ類の幼虫は、0.5mmの隙間でも潜ることができる。

正しい。

ゴキブリ幼虫は非常に小さく、わずかな隙間でも侵入が可能です。

選択肢4. チャバネゴキブリは、休眠性をもたない。

正しい。

チャバネゴキブリは休眠性を持たず、寒冷環境では屋外で越冬できません。

選択肢5. ゴキブリ類の集団形成は、気門から分泌される集合フェロモンにより促進される。

間違い。

集合フェロモンは「直腸」から分泌されます。

まとめ

ゴキブリ問題は「種類ごとの特徴」と「生態の細部」が問われます。暗記だけでなく、なぜその特徴が防除に関係するのかを理解すると良いでしょう。

 

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