建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問175 (ねずみ、昆虫等の防除 問175)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問175(ねずみ、昆虫等の防除 問175) (訂正依頼・報告はこちら)

ネズミに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • ネズミの糞(ふん)から、食中毒の原因となる病原体が検出されることがある。
  • ハツカネズミは、クマネズミと比較してトラップにかかりにくく、殺鼠(そ)剤に弱い。
  • クマネズミはドブネズミと比較して、穀類などの植物性の餌を好む傾向が強い。
  • クマネズミは、垂直な壁を登ったり、電線を伝わって室内に侵入する。
  • ネズミの移動経路は、ほぼ一定しているため、体の汚れが通路となる壁やパイプシャフト周辺に付着する。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「ハツカネズミは、クマネズミと比較してトラップにかかりにくく、殺鼠(そ)剤に弱い。」が不適当な設問となります。

選択肢1. ネズミの糞(ふん)から、食中毒の原因となる病原体が検出されることがある。

設問の通り、ネズミの糞(ふん)から、食中毒の原因となる病原体(サルモネラ菌)が検出されることがあります。

選択肢2. ハツカネズミは、クマネズミと比較してトラップにかかりにくく、殺鼠(そ)剤に弱い。

ハツカネズミは、クマネズミと比較してトラップにかかりやすく、殺鼠(そ)剤に強いです。

よって設問は不適当となります。

選択肢3. クマネズミはドブネズミと比較して、穀類などの植物性の餌を好む傾向が強い。

設問の通り、クマネズミはドブネズミと比較して、穀類などの植物性の餌を好む傾向が強いです。

選択肢4. クマネズミは、垂直な壁を登ったり、電線を伝わって室内に侵入する。

設問の通り、クマネズミは、垂直な壁を登ったり、電線を伝わって室内に侵入します。

選択肢5. ネズミの移動経路は、ほぼ一定しているため、体の汚れが通路となる壁やパイプシャフト周辺に付着する。

設問の通り、ネズミの移動経路は、ほぼ一定しているため、体の汚れが通路となる壁やパイプシャフト周辺に付着します。

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02

ハツカネズミはトラップにかかりやすく、殺鼠剤に強い特性を持っています。

選択肢1. ネズミの糞(ふん)から、食中毒の原因となる病原体が検出されることがある。

正しい。

ネズミの糞からはサルモネラ菌などの食中毒原因菌が検出されることがあります。

選択肢2. ハツカネズミは、クマネズミと比較してトラップにかかりにくく、殺鼠(そ)剤に弱い。

間違い。

正しくは、ハツカネズミは、クマネズミと比較してトラップにかかりやすく、殺鼠剤に強いです。

選択肢3. クマネズミはドブネズミと比較して、穀類などの植物性の餌を好む傾向が強い。

正しい。

クマネズミは雑食だが植物性を好み、ドブネズミは動物性を好む傾向があります。

選択肢4. クマネズミは、垂直な壁を登ったり、電線を伝わって室内に侵入する。

正しい。

クマネズミは運動能力が高く、垂直壁や電線を伝って侵入することが可能です。

選択肢5. ネズミの移動経路は、ほぼ一定しているため、体の汚れが通路となる壁やパイプシャフト周辺に付着する。

正しい。

ネズミは「ラットラン」と呼ばれる一定の通路を繰り返し利用し、体の油脂や汚れが壁面に付着します。

まとめ

ネズミ問題は「種類別の特徴」を整理して覚えることが重要です。

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