建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問176 (ねずみ、昆虫等の防除 問176)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問176(ねずみ、昆虫等の防除 問176) (訂正依頼・報告はこちら)
- 粉剤は、ネズミの嗜(し)好に合わせた毒餌作製に使用することができる。
- 殺鼠剤に対するネズミ類の抵抗性発達の原理は、昆虫とは異なる。
- 殺鼠剤を食べて死んだネズミから、ハエなどが発生することはない。
- 殺鼠剤の有効成分は選択毒性が高く、単位体重当たりのヒトに対する毒性は、ネズミに比べて低い。
- ワルファリンは、1回の摂取によってネズミを失血死させる。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「粉剤は、ネズミの嗜(し)好に合わせた毒餌作製に使用することができる。」が適当な設問となります。
設問の通り、粉剤は、ネズミの嗜(し)好に合わせた毒餌作製に使用することができます。
よって設問は適当となります。
殺鼠剤に対するネズミ類の抵抗性発達の原理は、昆虫同様で抵抗性の獲得が確認されています。
殺鼠剤を食べて死んだネズミから、ハエなどが発生することがあります。
殺鼠剤の有効成分は選択毒性が低く、人に対しても強い毒性を示す成分が多いですが、単位体重当たりのヒトに対する毒性は、ネズミに比べて低いです。
ワルファリンは、遅効性のため、継続摂取での効果があります。
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02
最も適当なものは「粉剤は、ネズミの嗜好に合わせた毒餌作製に使用することができる」です。
正しい。
粉剤は餌に混ぜて毒餌を作ることができ、ネズミの好む食品に合わせて調整が可能です。
間違い。
抵抗性発達の原理は昆虫と同様で、遺伝的に抵抗性を持つ個体が生き残り、世代を重ねて集団全体に広がります。
間違い。
死んだネズミの死体からはハエや蛆が発生することがあります。
間違い。
抗凝血剤などは選択毒性が低く、ヒトにも強い毒性を示します。
間違い。
ワルファリンは「遅効性抗凝血剤」であり、1回の摂取では効果がなく、数日間の連続摂取で致死効果が現れます。
殺鼠剤の基本特性を問う典型問題です。丸暗記ではなく、なぜその剤形や作用が選ばれるのかを理解すると良いでしょう。
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