建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問98 (建築物の構造概論 問8)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問98(建築物の構造概論 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の運用及び建築設備に関する用語の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • インバータ制御 ――― 省エネルギー
  • LAN――― 情報・通信網
  • 風力発電 ――― 分散電源システム
  • ページング ――― 構內放送設備
  • デューディリジェンス ――― 防災対策

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この過去問の解説 (3件)

01

建築物の運用及び建築設備に関する用語の組み合わせに関する問題です。

普段から聞き入れる言葉も多いのでこの機会に整理しましょう。

選択肢1. インバータ制御 ――― 省エネルギー

誤:インバータ制御は、交流電源を直流に変換するものです。

選択肢2. LAN――― 情報・通信網

誤:LANは、情報・通信網でありローカル(L)エリア(A)ネットワーク(N)の頭文字からなります。

選択肢3. 風力発電 ――― 分散電源システム

誤:風力発電は、分散電源システムで再生可能エネルギーの1つです。

選択肢4. ページング ――― 構內放送設備

誤:ページングは、多くの人に一斉に情報を伝える放送設備です。

選択肢5. デューディリジェンス ――― 防災対策

正:デューディリジェンスは、企業が当然行うべきである義務や努力のことを言います。

まとめ

用語の定義を理解していることが問われている問題でした。

普段聞いている用語でもいざ使えるかを問われています。

参考になった数30

02

正解は、「デューディリジェンス ― 防災対策」です。

 

この問題は、建築物の運用及び建築設備の用語の組合せに関するものです。

インバータ制御はモータ回転数を可変制御することで、

省エネルギーを実現する技術です。

LANは建物内の情報通信網を指し、ITインフラの基本用語です。

風力発電は太陽光発電などと同様に分散電源システムの一つであり、

地域分散型エネルギー供給の代表例です。

ページングは構内放送設備を意味し、館内アナウンスや緊急放送に用いられます。

一方、デューディリジェンスは投資やM&Aに際して行われる

企業価値やリスクの精査・調査を意味する用語です。

選択肢1. インバータ制御 ――― 省エネルギー

正しいです。インバータ制御は交流電源の周波数を変換し、

モータの回転数を自在に制御する技術です。

従来の定速運転に比べて負荷に応じた最適運転が可能となり、

不要な電力消費を抑えられるため省エネルギー効果が大きいです。

選択肢2. LAN――― 情報・通信網

正しいです。LAN(Local Area Network)は、建物や事務所内で用いられる情報通信網を指します。

複数のコンピュータや機器を接続し、データ共有や通信を可能にする仕組みです。

建築設備においても、ビル管理システムやセキュリティシステムの情報伝達にLANが活用されます。

選択肢3. 風力発電 ――― 分散電源システム

正しいです。分散電源システムとは、従来の大規模集中型発電に対し、

地域や建物単位で電源を分散配置する仕組みです。

風力発電はその代表例であり、太陽光発電や燃料電池と並んで、

再生可能エネルギーの分散供給に寄与します。

選択肢4. ページング ――― 構內放送設備

正しいです。ページングは館内放送や構内放送を意味し、

緊急時の避難誘導や一般案内に用いられます。

オフィスビルや商業施設、病院などで広く採用され、

音声による情報伝達手段となります。

選択肢5. デューディリジェンス ――― 防災対策

不適当です。デューディリジェンスは投資やM&Aに際して行われる、

企業価値やリスクの精査・調査を意味する用語です。

財務・法務・事業内容などを詳細に調査し、

投資判断の材料とするものです。

参考になった数13

03

建築物の運用や設備管理では、省エネルギー、情報通信、電源、放送、不動産評価など、さまざまな分野の専門用語が使われます。この問題では、それぞれの用語が示す技術や仕組み、業務内容を正しく理解し、関連する概念との組合せが適切かを判断することが求められます。特にデューディリジェンスは、不動産取引や投資判断に関連して用いられる重要な用語です。

選択肢1. インバータ制御 ――― 省エネルギー

適切です。インバータ制御とは、電源の周波数などを変化させることによって、モーターの回転速度を必要な能力に合わせて調整する制御方式です。空調設備のファンやポンプなどでは、常に最大能力で運転するのではなく、負荷が小さいときには回転速度を下げることで消費電力を削減できます。このため、インバータ制御は建築設備における代表的な省エネルギー技術の一つです。

選択肢2. LAN――― 情報・通信網

適切です。LANは「Local Area Network」の略で、建物内や事業所内など、比較的限られた範囲にあるコンピュータやプリンター、各種情報機器などを接続するネットワークです。有線LANや無線LANを利用することで、端末間の通信やデータの共有、インターネットへの接続などが可能になります。そのため、LANと情報・通信網との組合せは適切です。

選択肢3. 風力発電 ――― 分散電源システム

適切です。分散電源とは、大規模な発電所だけに電力供給を集中させるのではなく、電力を使用する地域や建物の近くに比較的小規模な発電設備を分散して設置する考え方です。風力発電のほか、太陽光発電、燃料電池、コージェネレーションなども分散電源として利用できます。風力発電設備を需要地の近くに設置して電力を供給する方式は、分散電源システムの一例といえます。

選択肢4. ページング ――― 構內放送設備

適切です。ページングとは、建物や施設内に設置されたスピーカーなどを利用して、特定の人を呼び出したり、利用者に連絡事項を伝えたりする仕組みです。病院、工場、事務所、商業施設などでは、構内放送設備を利用して職員の呼出しや業務上の案内を行うことがあります。このように、ページングは構内放送設備の用途や機能と密接に関係するため、この組合せは適切です。

選択肢5. デューディリジェンス ――― 防災対策

不適切です。デューディリジェンスとは、不動産の売買や投資などを行う際に、対象となる資産の価値やリスクを事前に詳しく調査することをいいます。不動産では、建物の物理的な状態、権利関係、法令への適合状況、収益性などを調査し、取引や投資の判断材料とします。災害リスクが調査項目に含まれる場合はありますが、デューディリジェンスそのものが防災対策を意味するわけではありません。したがって、この組合せは不適切です。

参考になった数6