建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第54回(令和6年度(2024年))
問160 (清掃 問20)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第54回(令和6年度(2024年)) 問160(清掃 問20) (訂正依頼・報告はこちら)
- 生ごみのうち再生利用されないものを一般廃棄物の許可業者に委託して処理する。
- プラスチック類のうち再生利用されないものを一般廃棄物の許可業者に委託して処理する。
- 古紙を再生利用するために資源回収業者に委託して処理する。
- グリース阻集器で阻集される油分を産業廃棄物の許可業者に委託して処理する。
- し尿を含まない雑排水槽からのビルピット汚泥を産業廃棄物の許可業者に委託して処理する。
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この過去問の解説 (2件)
01
建築物内の事業活動に伴い、排出された廃棄物の処理等に関する問題です。
廃棄物の分類法について問われています。
正:生ごみのうち再生利用されないものは、一般廃棄物として処理します。
誤:再生利用されないプラスチック類は産業廃棄物として処理します。
正:再生利用される古紙は資源回収業者にて処理を委託します。
正:グリース阻集器にて阻集された油分は産業廃棄物許可業者に委託して処理します。
正;し尿を含まない雑排水槽からのピルピット汚泥は産業廃棄物許可業者にて処理を委託します。
処理方法が一般か産業かを問う問題です。
どの項目がどちらにあたるかを整理しましょう。
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02
最も不適当なものは、プラスチック類の処理委託に関する記述です。
事業活動に伴って排出されるプラスチック類は、原則としてすべて産業廃棄物として処理しなければなりません。
適当(正しい記述)です。
オフィスやテナントから出る生ごみ(厨芥)は、事業活動に伴うものであっても産業廃棄物の20種類には該当しないため、事業系一般廃棄物として処理します。
これが不適当(誤り)な記述です。
廃プラスチック類は、あらゆる事業活動から排出されるものが産業廃棄物と定義されています。
したがって、一般廃棄物の許可業者ではなく、産業廃棄物の許可業者に委託する必要があります。
適当(正しい記述)です。
古紙(新聞、雑誌、ダンボール等)は、資源としてリサイクル可能なため、古紙回収業者などの資源回収ルートで処理・売却するのが一般的です。
適当(正しい記述)です。
グリース阻集器(グリストラップ)から回収された油分や汚泥は、事業活動に伴う産業廃棄物(汚泥・廃油として、許可業者へ委託します。
適当(正しい記述)です。
ビルピット(雑排水槽)の汚泥も、事業活動(ビルの運用)に伴って生じた産業廃棄物(汚泥)として処理します。
(※し尿を含む浄化槽汚泥は一般廃棄物となりますが、ここでは「し尿を含まない」とあるので産廃です)
ビルから出るゴミの「産廃」か「一般」かの区分けは重要です。
・プラスチック、油、汚泥、金属、ガラス → 産業廃棄物
・生ごみ、紙くず(建設業等除く) → 一般廃棄物
特に「プラは産廃」と覚えておけばOKです。
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