建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問14 (建築物衛生行政概論 問14)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問14(建築物衛生行政概論 問14) (訂正依頼・報告はこちら)

学校保健安全法に規定されている学校薬剤師の職務として、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 学校安全計画の立案への参与
  • 水泳プールの水質検査
  • 健康診断
  • 学校における毒物及び劇物の管理に関する指導
  • 教室の空気に関する検査

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この過去問の解説 (1件)

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問題文は、学校保健安全法に基づく学校薬剤師の職務について問うものです。学校薬剤師は、学校環境衛生の検査や改善指導、医薬品・毒劇物の管理に関する助言などを担います。一方で、児童生徒の健康診断そのものは学校医の職務として位置づけられています。そのため、学校薬剤師の役割と学校医の役割を正確に区別できるかがポイントになる問題です。

選択肢1. 学校安全計画の立案への参与

適切です。学校薬剤師の職務には、学校保健計画や学校安全計画の立案に関わることが含まれます。学校における安全や衛生は、けがや事故の防止だけでなく、薬品の保管、空気環境、水質管理などとも深く関係しています。そのため、薬学や衛生管理の専門家である学校薬剤師が計画段階から関与することには十分な意味があります。単に検査だけを行うのではなく、学校全体の保健安全体制づくりにも参加する点が重要です。

選択肢2. 水泳プールの水質検査

適切です。学校薬剤師は学校環境衛生検査に従事する職務があり、その中には水泳プールの水質検査も含まれます。実際に学校環境衛生基準では、プール水について残留塩素、pH、大腸菌、濁度などの基準が定められており、これらが適切に保たれているかを確認する必要があります。プールの衛生状態が悪いと感染症や皮膚・眼のトラブルの原因になるため、学校薬剤師が専門的立場から関与することは極めて重要です。

選択肢3. 健康診断

不適切です。健康診断に従事することは、学校薬剤師ではなく学校医の職務として定められています。学校薬剤師は、環境衛生検査、保健指導や健康相談への関与、医薬品や毒物・劇物の管理に関する指導助言などを行いますが、児童生徒の身体診察や健康状態を医学的に判定する健康診断そのものは担当しません。この選択肢は、学校医と学校薬剤師の役割を取り違えた内容であるため、最も不適当です。

選択肢4. 学校における毒物及び劇物の管理に関する指導

適切です。学校薬剤師の重要な職務の一つに、学校で使用する医薬品、毒物、劇物、保健管理に必要な用具や材料の管理について、必要な指導や助言を行うことがあります。学校では理科実験や消毒作業などで薬品を扱うことがあり、保管方法や表示、使用手順を誤ると重大な事故につながります。そのため、薬品管理に専門性を持つ学校薬剤師が関与することは、学校の安全管理上とても重要です。 

選択肢5. 教室の空気に関する検査

適切です。学校薬剤師は学校環境衛生検査に従事するため、教室の空気に関する検査も職務に含まれます。学校環境衛生基準では、換気、温度、相対湿度、浮遊粉じん、気流、一酸化炭素、二酸化窒素などを確認することとされており、これらは児童生徒の健康や学習環境に直結します。空気環境が悪いと、頭痛、倦怠感、集中力低下などを招くこともあるため、教室内の空気環境を適切に保つことは学校薬剤師の大切な役割です。

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