建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問105 (建築物の構造概論 問15)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問105(建築物の構造概論 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
- クール・ヒートトレンチシステムとは、外気と地盤の温度差を利用して外気負荷の削減を図る手法である。
- ナイトバージとは、夜間の外気を取り入れることで、空調機の冷房負荷を削減するものである。
- 放射空調は、温度ムラによる不快感が起こりにくい。
- BCPとは、設備の経年劣化に対する保全計画のことである。
- ファシリティマネージメントは、コストと品質の最適化バランスを目的としている。
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この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当なものは「BCPとは、設備の経年劣化に対する保全計画のことである」です。
正しいです。
外気を地中に埋設した管(トレンチ)を通して導入することで外気負荷を
削減する手法をクール・ヒートトレンチシステムと言います。
地中の温度は夏は外気より涼しく、冬は外気よりも暖かいため、地中を
通すことで温調されます。
正しいです。
夜間の冷たい外気を取り入れることで空調機の冷房負荷を削減する
手法をナイトパージと言います。
正しいです。
放射空調は床・壁・天井などの表面温度を調整することで放射熱により
冷暖房する空調方式です。ドラフトなどがなく温度ムラも発生しにくいです。
誤りです。
事業継続計画(Business Continuity Planning)は災害発生時などに
いかに早く復旧し事業を継続させるかを考え対策することを言います。
正しいです。
ファシリティマネージメントはコストと品質の最適化バランスを目的としています。
異常気象などによりBCPの重要性が高まってきています。
BCPの意味を覚えておきましょう。
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02
最も不適当な選択肢は、「BCPとは、設備の経年劣化に対する保全計画のことである。」という記述です。
本問題は、省エネルギーを目的とした最新の空調手法や、建物の運営・維持管理における重要用語の定義を問うものです。
特に、近年重視されている「BCP」や「ファシリティマネジメント」といった用語は、単なる技術知識だけでなく、経営的な視点での理解が求められます。
アルファベットの略称は、別の用語の定義と入れ替えられて出題されることが多いため、それぞれの「目的」を明確に整理しておきましょう。
適切です。
クール・ヒートトレンチシステムは、地中の温度が一年を通じて比較的安定している特性を利用した手法です。
外気を直接取り込む前に、地中に埋設した管(トレンチ)を通すことで、夏は冷やし、冬は温めてから空調機へ送ります。
これにより、外気負荷を減らしてエネルギー消費を抑えることができます。
適切です。
ナイトパージは、夏場などに昼間の熱がこもった建物内へ、夜間の涼しい外気を取り込んで冷やす手法です。
翌朝の空調開始時の負荷を大幅に削減できるため、オフィスビルなどで広く採用されている効果的な省エネ対策の一つです。
適切です。
放射空調は、天井や壁などのパネルを冷やしたり温めたりして、その放射熱で室温を調節します。
風による対流ではなく熱の伝わりを利用するため、気流による不快感や場所による温度ムラが起こりにくく、快適性が高いのが特徴です。
不適切です。
BCP(Business Continuity Plan)は、日本語では「事業継続計画」と呼ばれます。
地震やテロ、感染症などの緊急事態が発生した際に、被害を最小限に抑えつつ、重要な事業を止めない、あるいは早期に再開するための計画を指します。
適切です。
ファシリティマネジメントは、建物や設備といった経営資源を、最も良い状態で保有・運営・維持するための管理手法です。
コストを抑えつつ品質や快適性を最大限に高める「最適化のバランス」を追求することがその目的です。
BCP(事業継続計画)は「災害などの緊急時」のための計画でもあり、普段の「メンテナンス(劣化対策)」とは全く別物であることを明確にしましょう。
また、空調技術ではクール・ヒートトレンチ(地中熱)やナイトパージ(夜間外気)など、自然のエネルギーを賢く使って負荷を減らす手法が頻出です。
用語の定義を覚える際は、「その技術が何を使って、何を減らそうとしているのか」という目的をセットにすると、ひっかけ問題に強くなります。
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03
【最も不適当なものは、「BCPとは、設備の経年劣化に対する保全計画のことである。」です。】
BCPは、設備の古さに対応する保全計画ではなく、【災害や事故が起きても重要な業務を止めない、または早く再開するための計画】を指します。
はじめに
この問題は、建築物の管理や空調の基本用語を正しく理解しているかを問うものです。
【クール・ヒートトレンチ】や【ナイトパージ】は空調負荷を減らす方法で、【放射空調】は快適性に関わる特徴を持ちます。一方、【BCP】は建物設備の保全計画ではなく、事業を続けるための計画です。
これは適当です。クール・ヒートトレンチシステムは、【夏は外気より低く、冬は外気より高い地中の温度】を利用して、外気を取り入れる前に【予冷・予熱】する方法です。これによって、空調機が受け持つ外気負荷を小さくできます。
これは適当です。ナイトパージは、夜の涼しい外気を建物内に入れて、昼のあいだにたまった熱を外へ逃がす方法です。次の日の室温上昇を抑えられるため、【翌日の冷房負荷の軽減】につながります。
これは適当です。放射空調は、風を強く当てて冷やしたり暖めたりする方式ではなく、天井や床などとの【放射のやり取り】を使って室内環境を整えるため、局所的な冷えすぎや暑すぎが起こりにくく、【温度ムラによる不快感が小さくなりやすい】方式です。
これは不適当です。BCPは【Business Continuity Plan】の略で、日本語では【事業継続計画】です。地震や水害、事故などが起きたときでも、重要な業務をできるだけ止めず、止まっても早く復旧するための考え方です。設備の古さに対応する保全計画とは別のものです。
これは適当です。ファシリティマネジメントは、建物・設備・空間をうまく管理して、【必要な品質を保ちながら、無駄な費用を減らす】ことを目指す考え方です。つまり、コストと品質のバランスを整えることが大切です。これは一般的な定義や考え方と合っています。
この問題で特に大切なのは、【BCPの意味】を正しく覚えることです。
【クール・ヒートトレンチ】は地盤温度を利用する方法、【ナイトパージ】は夜の外気で熱を逃がす方法、【放射空調】は温度ムラによる不快感が少ない方式です。
それに対して【BCP】は、設備の古さへの対応ではなく、【災害時などでも事業を続けるための計画】です。用語の意味を一つずつ整理して覚えると、似た問題でも迷いにくくなります。
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