建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問107 (給水及び排水の管理 問2)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問107(給水及び排水の管理 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 阻集器 ――― 排水管を閉塞する異物を分離・収集するための設備
- 逃し通気管 ――― 排水系統内の下水ガスによる臭気を除去するための管
- 膨張管 ――― 給湯配管系統の安全装置
- 水封式トラップ ――― 封水によって排水管内の悪臭などが室内に侵入することを防止する装置
- FRP ――― ガラス繊維で補強したプラスチック
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この過去問の解説 (3件)
01
【最も不適当なものは、「逃し通気管―――排水系統内の下水ガスによる臭気を除去するための管」です。】
給水や排水の設備では、それぞれの部材に決まった役割があります。
この問題では、【通気管の役割】を正しく理解しているかが大切です。通気管は、主に【排水管内の圧力変化を調整して、トラップの封水を守るためのもの】です。においを直接取り除くことが主な目的ではありません。そのため、逃し通気管の説明が不適当です。
これは適当です。阻集器は、油脂や砂、食品くずなど、【そのまま流すと排水管を詰まらせる原因になるもの】を分離して集める設備です。排水設備を守るために使われます。
これは不適当です。逃し通気管は、【排水管内の空気の流れをよくして、圧力の変化をやわらげるための管】です。これによって、トラップの封水が吸い出されたり押し出されたりするのを防ぎます。
つまり、主な役割は【臭気の除去】ではなく、【排水を円滑にし、封水を守ること】です。
これは適当です。給湯配管では、水が温められると体積が増えます。膨張管は、その【水の膨張による圧力上昇をやわらげる】役割があり、安全のために使われます。
これは適当です。トラップの中には水がたまっていて、この【封水】がふたのような働きをします。そのため、排水管の中の【悪臭や害虫】が室内に入りにくくなります。
これは適当です。FRPは【繊維強化プラスチック】の一種で、ガラス繊維を使って強くした材料です。軽くて強く、さびにくいため、水槽などにも使われます。
この問題のポイントは、【逃し通気管はにおいを取るための管ではない】ということです。通気管の大事な役目は、【排水管内の圧力調整】と【トラップの封水保護】です。
あわせて、阻集器は異物を集める設備、水封式トラップは悪臭侵入を防ぐ装置、FRPは水回り設備によく使われる材料であることも整理して覚えておくと、似た問題でも判断しやすくなります。
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02
正解は「逃し通気管 ――― 排水系統内の下水ガスによる臭気を除去するための管」という組み合わせです。
本問題は、ビル管理の給排水設備において頻出する用語の定義を正しく理解しているかを問うものです。
特に「通気管」の種類とそれぞれの役割(圧力の緩和、サイホン作用の防止、空気の流通など)は非常に混同しやすいため、試験では間違い探しとしてよく登場します。
適切です。
阻集器は、その名の通り、排水に含まれる油脂、泥、砂、髪の毛などの異物を「阻止」して「収集」するための設備です。
これらをそのまま流してしまうと排水管が詰まったり、処理施設に負担をかけたりするため、管の閉塞を防ぐ役割を果たしています。
不適切です。
逃し通気管の主な役割は、排水によって生じる「管内の圧力変動を緩和すること」です。
トラップの封水が圧力によって壊れるのを防ぐために設置されます。
「臭気を除去するための管」という記述は、通気管全般の副次的な機能とは言えますが、逃し通気管特有の定義としては不適切です。
適切です。
膨張管は、給湯システムにおいて、水が温まって体積が増えた際に、その逃げ場を作るための安全装置です。
これがないと配管内に過度な圧力がかかり、破裂などの事故につながる恐れがあるため、システムの安全を維持するために不可欠な管です。
適切です。
水封式トラップは、S字やU字の形をした配管に水を溜めることで、下水道からの悪臭や害虫が室内に戻ってくるのを防ぐ装置です。
日常生活で最も身近な防臭・衛生設備であり、この封水が切れてしまうと、一気に下水の臭いが広まってしまいます。
適切です。
FRPは「Fiber Reinforced Plastics」の略で「ガラス繊維強化プラスチック」と呼ばれます。
プラスチックにガラス繊維を混ぜて補強することで、軽量かつ非常に高い強度を持たせた素材です。
ビルの受水槽や高架水槽などのタンク類に広く利用されています。
逃し通気管は「臭いを取るため」ではなく、「管内の圧力を逃がして封水を守るため」にあると覚えましょう。
通気管には他にも「大気圧を導入する」などの役割がありますが、試験ではこの「圧力の緩和」がよく問われます。
阻集器やトラップなど、排水トラブル(詰まり・臭い)を防ぐための設備は、それぞれの仕組みをイメージしておくと、定義問題に強くなります。
特にFRPなどの素材名は、その特徴とあわせて覚えておくのが効率的です。
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03
最も不適当なものは「逃し通気管―――排水系統内の下水ガスに
よる臭気を除去するための管」です。
正しいです。
阻集器とは排水中の異物や油脂を分離・収集するための設備です。
グリス阻集器(グリストラップ)などと呼ばれます。
誤りです。
逃がし通気管は圧力変動を吸収するための管です。
排水の流れによる圧力によりトラップが破封することを防止します。
正しいです。
加熱により膨張すると圧力上昇しますが膨張管を設けることで
圧力上昇を緩和することができます。
正しいです。
水封式トラップは封水により排水管内の悪臭が室内に侵入することを防止します。
正しいです。
Fiber Reinforced Plastics の頭文字を取ったもので直訳すると
繊維強化プラスチックと言います。
ガラス繊維や炭素繊維により強度を高めています。
逃がし通気管の役割を覚えておきましょう。
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