建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問114 (給水及び排水の管理 問9)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問114(給水及び排水の管理 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- 直結増圧方式には、増圧ポンプを直列に複数接続する直列多段型がある。
- 高置水槽方式は、安定した水圧・水量が得られる。
- 直結増圧方式は、引込み管径が制限される。
- ポンプ直送方式は、流量又は圧力を検知して、要求水量に応じて送水する。
- 高置水槽方式は、他の給水方式に比べて水質汚染の可能性が低い。
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この過去問の解説 (3件)
01
最も不適当なものは「高置水槽方式は、他の給水方式に
比べて水質汚染の可能性が低い」です。
正しいです。
増圧ポンプを直列に複数接続する直列多段型とすることで
高層階まで水を供給することができます。
正しいです。
高置水槽に溜めた水を重力によって給水するため水圧・水量が安定します。
正しいです。
直結直圧方式に増圧ポンプを設置したもので受水槽がありません。
引込み管への影響が出ないよう、引込み管径が制限されます。
正しいです。
ポンプ直送方式は受水槽に溜めた水をポンプで供給します。
流量や圧力を検知し要求水量に応じて台数制御や周波数制御をします。
誤りです。
高置水槽方式は高置水槽が必要となり汚染リスクが高くなります。
水槽が増えるほど汚染リスクが高くなります。
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02
この問題の正解は、「高置水槽方式は、他の給水方式に比べて水質汚染の可能性が低い」という内容です。
本問題は、ビル管理試験において最重要テーマの一つである建築物の給水方式の特徴と、それぞれのメリット・デメリットを問うものです。
給水方式には、水道本管の圧力を直接利用する「直結方式」と、一度水槽に貯めてから給水する「水槽方式」があります。
試験では、特に衛生面(水質汚染リスク)と供給の安定性(断水・停電時の影響)の比較が頻繁に狙われます。
適切です。
直結増圧方式において、建物の高さがあり1台のポンプでは圧力が不足する場合、増圧ポンプを直列に複数接続して段階的に圧力を高める直列多段型が採用されます。
近年の高層ビルなどで直結給水を可能にするための技術的工夫です。
適切です。
高置水槽方式は、建物の屋上に設置した水槽から重力を利用して給水するため、下層階でも上層階でも安定した水圧・水量が得られるのが最大の長所です。
ポンプの作動状況に左右されず、常に一定の勢いで水が使えます。
適切です。
直結増圧方式は、水道本管から直接水を吸い込むため、本管側の水圧に変動を与えないよう、引込み管径や使用できるポンプの能力が水道事業者の規定により制限されることがあります。
適切です。
ポンプ直送方式(受水槽+直送ポンプ)は、センサーで配管内の流量や圧力を常に検知し、蛇口の使用量(要求水量)に合わせてポンプの回転数を制御(インバータ制御など)して送水する合理的なシステムです。
不適切です。
高置水槽方式は、受水槽と高置水槽の2か所に水を貯めるため、外気や害虫の侵入、残留塩素の低下など、水質汚染の可能性は他の方式に比べて高くなります。
逆に、水道本管から一度も外気に触れずに蛇口まで届く「直結給水方式」が、最も水質汚染のリスクが低い方式です。
給水方式の比較問題では、「水槽があるかどうか」が衛生面を判断する最大のポイントです。
直結式(直結直圧・直結増圧)は水槽を介さないため、最も衛生的ですが、停電時には増圧ポンプが止まると断水する弱点があります。
一方で高置水槽方式は、貯水時間が長くなることで残留塩素が消失しやすく、またタンク内の清掃不備による汚染リスクがあるため、定期的な清掃と点検が法律で義務付けられています。
類問では、今回の正解のように「高置水槽方式は衛生的である」といった、実際の性質とは逆の記述がよく出題されます。
また、断水・停電時の対応能力(水槽がある方が一時的な貯留があるため強い)とのトレードオフの関係を整理して覚えておきましょう。
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03
【最も不適当なものは、「高置水槽方式は、他の給水方式に比べて水質汚染の可能性が低い。」です。】
高置水槽方式は、受水槽と高置水槽にいったん水をためてから給水する方式です。水をためる設備がある分、直結方式よりも水質管理が重要で、水質汚染の可能性が低いとはいえません。
建築物の給水方式には、直結増圧方式、高置水槽方式、ポンプ直送方式などがあります。
このうち高置水槽方式は、配水管の圧力変動を受けにくく、安定した水圧・水量を得やすい方式です。
一方で、水をためる槽があるため、直結方式よりも衛生管理に気をつける必要があります。そこで、「水質汚染の可能性が低い」とした記述が最も不適当になります。
これは適当です。直結増圧方式には、増圧ポンプを多段に設けて、より高い階まで給水する方式があります。自治体の基準や案内でも、【直列多段型】の直結増圧方式が示されています。
これは適当です。高置水槽方式は、いったん受水槽に受けた水を高置水槽に送り、そこから自然流下で給水します。そのため、配水管の圧力変動の影響を受けにくく、安定した水圧・水量を得やすい方式です。
これは適当です。直結増圧方式では、配水管や引込み管に与える影響を考えて、引込み管の口径に制限が設けられます。実際の施工基準でも、分岐引込管の口径範囲が定められています。
これは適当です。ポンプ直送方式は、使用水量の変化に合わせてポンプの運転を調整し、必要な量の水を送る方式です。流量や圧力を見ながら送水量を変える考え方で使われます。
これは不適当です。高置水槽方式は、受水槽や高置水槽に水をためるため、直結方式に比べると水質管理がより重要です。自治体の案内でも、直結増圧式は【フレッシュな水道水を直接供給】でき、貯水槽の清掃や検査が不要とされています。逆にいえば、高置水槽方式は水をためる設備があるため、水質汚染の可能性が低いとはいえません。
この問題のポイントは、【高置水槽方式の長所】と【注意点】を分けて覚えることです。
高置水槽方式は、【安定した水圧・水量を得やすい】という長所があります。
その一方で、【受水槽や高置水槽の衛生管理が必要】なので、直結方式より水質汚染の可能性が低いとはいえません。
給水方式の問題では、【安定性】と【水質管理】を分けて考えると判断しやすくなります。
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