建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問113 (給水及び排水の管理 問8)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問113(給水及び排水の管理 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

給水設備に用いる弁類の説明として、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 仕切弁    ――― 弁体が管路を垂直に仕切るように開閉する構造である。
  • バタフライ弁 ――― 円筒形の弁本体中心に円板状の弁体を設け、この弁体を回転させることで管路の開閉を行う構造である。
  • 減圧弁    ――― ダイヤフラムと調節ばねのバランスにより弁体の開度を調整する機構である。
  • 定水位弁   ――― 副弁の開閉と連動して弁体を開閉させて水槽の水位を保持する機構である。
  • ボール弁   ――― 弁本体が球形状で、弁体を弁座に押し付けて管路を塞ぐ構造である。

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この過去問の解説 (3件)

01

最も不適当なものは「ボール弁 ――― 弁本体が球形状で、
弁体を弁座に押し付けて管路を塞ぐ構造である」です。

選択肢1. 仕切弁    ――― 弁体が管路を垂直に仕切るように開閉する構造である。

正しいです。
弁体が仕切りのようになっており上下に動かすことで管路を開閉します。
流量調整はできず全開、全閉のどちらかで使用します。

選択肢2. バタフライ弁 ――― 円筒形の弁本体中心に円板状の弁体を設け、この弁体を回転させることで管路の開閉を行う構造である。

正しいです。
円板状の弁体を回転させることで管路を開閉します。
流量調整にも使用されます。

選択肢3. 減圧弁    ――― ダイヤフラムと調節ばねのバランスにより弁体の開度を調整する機構である。

正しいです。
ダイヤフラムと調整ばねのバランスにより弁体の開度を調整し、
二次側の圧力を調整する弁です。

選択肢4. 定水位弁   ――― 副弁の開閉と連動して弁体を開閉させて水槽の水位を保持する機構である。

正しいです。
小流量の副弁の開閉と連動して大流量の主弁を開閉させます。
副弁にはボールタップや電磁弁が使用されます。
水位が上昇し副弁が閉じると圧力がかかり主弁も閉じます。

選択肢5.

ボール弁   ――― 弁本体が球形状で、弁体を弁座に押し付けて管路を塞ぐ構造である。

誤りです。
ボール弁は弁体が球形状で弁体を90°回転させることで開閉します。
流量調整にも使用されます。
弁本体が球形状の弁は玉形弁(ストップバルブ)です。

まとめ

弁の特徴を覚えておきましょう。

参考になった数2

02

この問題の最も不適当な記述は、「ボール弁 ――― 弁本体が球形状で、弁体を弁座に押し付けて管路を塞ぐ構造である」という内容です。

本問題は、給水設備に使用される主要な弁類(バルブ)の構造と動作原理を問うものです。

ビル管理の実務において、それぞれの弁がどのような仕組みで水を止めたり調整したりするのかを理解することは、故障時の対応や適切な選定のために不可欠です。

試験では、特に「弁体の形状」と「開閉の動作(回転させるのか、垂直に動かすのか)」の組み合わせが正誤のポイントになります。

選択肢1. 仕切弁    ――― 弁体が管路を垂直に仕切るように開閉する構造である。

適切です。

仕切弁(ゲートバルブ)は、その名の通り板状の弁体が管路を垂直に仕切るように上下して開閉します。

全開時に抵抗が少なく、主に全開・全閉の切り替え用として用いられる、最も一般的なバルブの一つです。

選択肢2. バタフライ弁 ――― 円筒形の弁本体中心に円板状の弁体を設け、この弁体を回転させることで管路の開閉を行う構造である。

適切です。

バタフライ弁は、円筒形の本体の中で円板状の弁体が回転することで開閉を行います。

構造がコンパクトで軽量なため、大口径の配管にも適しており、省スペースな設置が可能です。

選択肢3. 減圧弁    ――― ダイヤフラムと調節ばねのバランスにより弁体の開度を調整する機構である。

適切です。

減圧弁は、二次側(出口側)の圧力を一定に保つための弁です。

ダイヤフラムにかかる水圧と、調節ばねの力のバランスを利用して、弁の開き具合を自動的に微調整する高度な機構を持っています。

選択肢4. 定水位弁   ――― 副弁の開閉と連動して弁体を開閉させて水槽の水位を保持する機構である。

適切です。

定水位弁は、受水槽などの水位を一定に保つために使用されます。

小さな副弁(パイロット弁)が水位の変化を感知して開閉し、それに連動して大きな主弁が作動する仕組みになっています。

選択肢5.

ボール弁   ――― 弁本体が球形状で、弁体を弁座に押し付けて管路を塞ぐ構造である。

不適切です。

ボール弁は、中央に穴の開いた球状の弁体が、弁本体の中で回転することによって開閉する構造です。

「弁体を弁座に押し付けて塞ぐ」という記述は、玉形弁(グローブバルブ)などの動作説明であり、ボール弁の「回転させて穴の向きを変える」動作とは異なります。

まとめ

給水設備の弁類に関する問題では、**「動作の動き」**で分類して整理すると記憶に定着しやすくなります。

垂直・平行に動くもの: 仕切弁(ゲート)、玉形弁(グローブ)

回転して開閉するもの: バタフライ弁、ボール弁

自動で調整するもの: 減圧弁、定水位弁

類問では、今回のボール弁のように「回転式」の弁に対して「押し付ける(往復式)」の説明文を当てる入れ替えパターンが頻出です。

特にボール弁は、レバーを90度回すだけで素早く開閉できるという実務上の特徴と結びつけて、「球体が回転する」イメージを持っておきましょう。

参考になった数0

03

最も不適当なものは、「ボール弁   ――― 弁本体が球形状で、弁体を弁座に押し付けて管路を塞ぐ構造である。」です。

 

この問題は、【弁のしくみ】を正しく理解しているかを確かめるものです。
仕切弁、バタフライ弁、減圧弁、定水位弁は、それぞれの説明がおおむね合っています。
一方、ボール弁は、【球形なのは弁本体ではなく弁体】であり、【球状の弁体を回転させて開閉する】弁です。したがって、この説明が最も不適当です。

選択肢1. 仕切弁    ――― 弁体が管路を垂直に仕切るように開閉する構造である。

これは適当です。仕切弁は、【弁体を上下に動かして流れを止めたり通したりする弁】です。管の流れに対して直角方向に弁体が動くので、この説明でよいです。

選択肢2. バタフライ弁 ――― 円筒形の弁本体中心に円板状の弁体を設け、この弁体を回転させることで管路の開閉を行う構造である。

これは適当です。バタフライ弁は、【円板状の弁体を回転させて開閉する弁】です。形も動き方も説明どおりです。

選択肢3. 減圧弁    ――― ダイヤフラムと調節ばねのバランスにより弁体の開度を調整する機構である。

これは適当です。減圧弁は、【出口側の圧力を一定に近づけるために弁の開き具合を自動で調整する弁】です。ダイヤフラムとばねを使うしくみは代表的なものです。

選択肢4. 定水位弁   ――― 副弁の開閉と連動して弁体を開閉させて水槽の水位を保持する機構である。

これは適当です。定水位弁は、【水槽の水位が上がったり下がったりするのに合わせて給水を調整する弁】です。副弁を使って主弁を動かし、水位を一定に保ちます。

選択肢5.

ボール弁   ――― 弁本体が球形状で、弁体を弁座に押し付けて管路を塞ぐ構造である。

これは不適当です。ボール弁は、【球形なのは弁体】です。球の中に穴があいていて、その【球状の弁体を回転させることで流れを通したり止めたり】します。
そのため、【弁本体が球形状】という説明は合っていません。また、動きの中心は【押し付けること】よりも【回転による開閉】です。

まとめ

この問題では、【ボール弁の構造】を正しく覚えているかがポイントです。
ボール弁は、【球状の弁体を回して開閉する弁】です。
一方、仕切弁は上下動、バタフライ弁は円板の回転、減圧弁は圧力調整、定水位弁は水位保持という役割があります。弁の名前と動き方をセットで覚えると、似た問題でも迷いにくくなります。

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