建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第55回(令和7年度(2025年))
問129 (給水及び排水の管理 問24)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第55回(令和7年度(2025年)) 問129(給水及び排水の管理 問24) (訂正依頼・報告はこちら)
- 雨水ますの底部には、150mm以上の泥だめを設ける。
- 水ますの流出管は、流入管よりも管底を20mm以上下げて設ける。
- 雨水排水管と合流式の敷地排水管を接続する場合は、トラップますを設け、ルーフドレンからの悪臭を防止する。
-
ルーフドレンのストレーナの開口面積は、それに接続する雨水排水管と同じ開口面積とする。
- 雨水浸透施設は、透水性舗装、浸透ます、浸透トレンチ等より構成される。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
本問は、屋上や敷地に降った雨を処理する「雨水排水設備」の各部(雨水ます、ルーフドレン、浸透施設)の構造や役割について、正しい知識を問うています。
試験対策としては、詰まりを防ぐための「数値(泥だめの深さ等)」や、効率よく排水するための「開口面積のルール」を正確に押さえることが得点に直結します。
この記述は適切です。
雨水ますは、雨水と一緒に流れ込んだ砂や泥を溜める役割を持っています。
これらが下流の管に流れて詰まらせないよう、ますの底部には「150mm以上」の深い窪み(泥だめ)を設けることが、排水設備規程などで定められています。
この記述は適切です。
ますの中での水の流れをスムーズにし、逆流を防ぐために、水が出て行く管(流出管)の底は、入ってくる管(流入管)の底よりも「20mm以上」低く設置するのが基本の設計ルールです。
この記述は適切です。
雨水管を、汚水も一緒に流れる「合流式」の敷地排水管につなぐ場合、下水からの嫌な臭いがルーフドレンなどを通って逆流してくることがあります。
これを防ぐために、水封(トラップ)機能を持った「トラップます」を設けて、臭気の道を遮断します。
ルーフドレンのストレーナの開口面積は、それに接続する雨水排水管と同じ開口面積とする。
この記述が不適当です。
屋上にあるルーフドレンのストレーナ(目皿)は、落ち葉などのゴミが詰まっても排水機能を維持できるように、余裕を持たせる必要があります。
そのため、ストレーナの有効開口面積は、接続する雨水垂直管の断面積(開口面積)の**「2倍以上」**とすることが推奨されています。
「同じ」では、少しのゴミで流れが悪くなるリスクがあるため不適切です。
この記述は適切です。
雨水浸透施設は、雨を一気に下水道へ流さず、地中にしみ込ませるための設備です。
水を通す「透水性舗装」や、穴のあいた「浸透ます」、砕石を敷き詰めた溝に管を通す「浸透トレンチ」などを組み合わせて、都市型の洪水を防ぐ役割を担っています。
雨水排水の問題を攻略するコツは、「もしゴミが詰まったらどうなるか?」という視点で設計ルールを見ることです。
「泥だめを深くする」「ドレンの入り口を広げる(2倍)」といった数値はすべて、大雨の際にも建物を守るための「ゆとり」です。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
02
最も不適当なものは「ルーフドレンのストレーナの開口面積は、
それに接続する雨水排水管と同じ開口面積とする」です。
正しいです。
泥だめは150mm以上の深さを設けることで土砂の流出を防止します。
正しいです。
流入管よりも流出管を下げて設置することで雨水が流れやすくなります。
正しいです。
合流式排水管に雨水排水管を接続すると汚水の臭気が雨水排水管に
上がってくるため、トラップにより水封する必要があります。
ルーフドレンのストレーナの開口面積は、それに接続する雨水排水管と同じ開口面積とする。
誤りです。
ルーフドレンは落ち葉などの異物が堆積しやすいため、開口面積を
雨水排水管の2倍程度とすることで詰まりを防止します。
正しいです。
雨水浸透施設は透水性舗装、浸透ます、浸透トレンチ等により構成され、
雨水を地面にしみ込ませることで河川への水の流入を抑制し洪水を防止します。
ルーフドレンの開口は管径よりも大きくする必要があります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
最も不適当なものは、「ルーフドレンのストレーナの開口面積は、それに接続する雨水排水管と同じ開口面積とする。」です。
理由は、ストレーナの開口面積は排水管と同じでは足りないからです。国土交通省の基準では、ルーフドレンのストレーナの有効開口面積は、流出側に接続する排水管断面積の1.5倍以上とされています。したがって、「同じ開口面積」という記述は不適当です。
これは正しいです。雨水ますの底を少し深くして泥だめをつくるのは、土や砂がそのまま流れていかないようにするためです。京都市や福岡市の基準でも、雨水ますの底部には深さ15cm以上の泥だめを設けるとされています。
この記述は適当です。ますの中で流れを整え、土砂をためやすくするために、流入側と流出側に少し段差をつける考え方です。試験対策の基礎資料でも、雨水ますは20mm程度の管底差をつけるものとして整理されています。
これは正しいです。合流式では、雨水と汚水が同じ系統に流れるため、そのままつなぐとにおいが雨水側へ上がることがあります。福岡市の基準でも、合流式の屋外汚水排水管に雨水排水管を接続する場合は、接続直前の雨水ますにトラップを設けるとされています。
ルーフドレンのストレーナの開口面積は、それに接続する雨水排水管と同じ開口面積とする。
これは誤りです。ストレーナには落ち葉やごみが引っかかるので、排水管と同じ面積だと水の通り道が足りなくなりやすいです。国土交通省の基準では1.5倍以上とされており、試験でも2倍程度という形で出題されています。少なくとも、「同じ開口面積」は不適当です。
これは正しいです。雨水浸透施設は、降った雨をすぐに流すのではなく、地面にしみこませるための設備です。国土交通省の手引きでは、浸透ますや浸透トレンチが主な施設として扱われており、浜松市の要綱でも、雨水浸透施設に透水性舗装、雨水浸透ます、浸透トレンチなどが挙げられています。
この問題では、ルーフドレンのストレーナの開口面積がポイントです。ここは、排水管と同じ面積ではなく、もっと大きくする必要があります。
あわせて、
雨水ますには150mm以上の泥だめを設けること
合流式につなぐときはトラップますで悪臭を防ぐこと
雨水浸透施設には透水性舗装や浸透ます、浸透トレンチがあること
も整理して覚えておくと、似た問題に対応しやすくなります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問128)へ
第55回(令和7年度(2025年)) 問題一覧
次の問題(問130)へ