建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問27 (建築物の環境衛生 問27)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問27(建築物の環境衛生 問27) (訂正依頼・報告はこちら)

室内の空気汚染による健康影響が一因となる疾患として、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • ジカウイルス感染症
  • 気管支喘息
  • 慢性閉塞性肺疾患
  • 肺癌
  • レジオネラ症

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この過去問の解説 (3件)

01

室内の空気汚染は、揮発性有機化合物(VOC)、微粒子(PM2.5)、カビ、細菌などが原因となり、さまざまな健康影響を引き起こします。以下に選択肢ごとに解説します。

選択肢1. ジカウイルス感染症

ジカウイルス感染症は、蚊(特にネッタイシマカ)が媒介するウイルスによる感染症です。空気汚染ではなく、蚊による刺咬が原因であり、室内の空気汚染とは関係ありません。この記述は不適当です。

選択肢2. 気管支喘息

室内のホコリ、カビ、ペットの毛、タバコの煙などの空気汚染物質は、気管支喘息の症状を悪化させることが知られています。この記述は適切です。

選択肢3. 慢性閉塞性肺疾患

タバコの煙やその他の室内空気汚染物質は、慢性閉塞性肺疾患の進行や発症に関係があります。この記述は適切です。

選択肢4. 肺癌

室内空気汚染物質として知られるラドンガスやタバコの煙は、肺癌の発症リスクを高める要因です。この記述は適切です。

選択肢5. レジオネラ症

レジオネラ菌はエアコンや加湿器などの水を扱う設備で繁殖し、空気中に飛散することで感染することがあります。この記述は適切です。

まとめ

ジカウイルス感染症は蚊を媒介とする感染症であり、室内空気汚染とは無関係です。他の選択肢は室内の空気汚染が関与する疾患に該当します。

参考になった数46

02

室内空気における健康問題は、急性影響と慢性影響に分けられ、急性影響は、シックビル症候群、レジオネラやインフルエンザ、新型コロナなどの感染症、気管支喘息等アレルギー疾患、慢性影響には、がん、慢性閉塞性肺疾患等があります。

選択肢1. ジカウイルス感染症

間違いです。

ジカウイルス感染症はネッタイシマカやヒトスジシマカなどの媒介動物による感染症です。

選択肢2. 気管支喘息

正しいです。

空気中を漂うアレルゲンの吸入により喘息発作を起こす可能性があります。

選択肢3. 慢性閉塞性肺疾患

正しいです。

空気中のたばこ煙等の影響もあります。

選択肢4. 肺癌

正しいです。

空気中のたばこ煙等の影響もあります。

選択肢5. レジオネラ症

正しいです。

冷却塔、加湿器や循環式浴槽などからエアロゾルが発生源となり感染する可能性があります。

まとめ

媒介動物による感染症と空気感染による感染症の違いは覚えておきましょう。

参考になった数6

03

空気汚染による健康被害はほぼ呼吸器系への影響です。

循環器系や全身に影響が及ぶ場合もあります。

選択肢1. ジカウイルス感染症

誤った記述です。

ジカウイルス感染症は主にウイルスを保有している蚊に刺されることで感染します。

空気汚染による感染はありません。

選択肢2. 気管支喘息

正しい記述です。

ハウスダストやダニ、たばこやPM2.5などの粒子状の物質、カビなどが原因で症状が悪化します。

選択肢3. 慢性閉塞性肺疾患

正しい記述です。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は粒子状の物質が肺の奥深くまで入り込み、長期間蓄積されることで

肺の組織を傷つける疾患です。

選択肢4. 肺癌

正しい記述です。

たばこの副流煙やアスベストなどが肺癌を引き起こします。

選択肢5. レジオネラ症

正しい記述です。

循環式浴槽やクーリングタワーなど、20℃以上の水源で繁殖したレジオネラ属菌が

空中に飛散(エアロゾル)し、それを吸い込むことで感染します。

まとめ

ジカウイルス感染症はほぼ症状はなく、発症した場合も軽度の発熱、発疹、結膜炎、関節痛、

筋肉痛、疲労感、倦怠感、頭痛など、呼吸器への影響はほぼ出ていません。

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