建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問58 (空気環境の調整 問58)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問58(空気環境の調整 問58) (訂正依頼・報告はこちら)
- 外壁からの構造体負荷
- ガラス面の熱通過負荷
- 送風機による負荷
- 隙間風負荷
- 配管による負荷
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は(3)です。
送風機による負荷は暖房時には無視します。また、ポンプによる負荷も暖房時には無視します。
これらの負荷は暖房を妨害するものではないからです。
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02
正解は、「送風機による負荷」です。
この問題は、暖房時に無視できる熱負荷に関するものです。
暖房時の熱負荷は、室内を所定の温度に保つために必要な熱量で、
外壁や窓からの熱損失、隙間風による冷気侵入、配管からの熱損失などが主な要素です。
これらは外気温が低い冬季に顕著であり、設計時に必ず考慮されます。
一方、送風機による負荷は、モーターの発熱や空気摩擦による温度上昇を指しますが、
暖房時には室内を暖める方向に作用するため、通常は無視されます。
冷房時には室内を加熱する要因となるため必要ですが、暖房時には不要です。
誤りです。外壁からの構造体負荷は、暖房時に重要な負荷要素です。
外壁は外気に接しており、室内の熱が伝導によって外部へ逃げるため、
暖房負荷に大きく影響します。
特に断熱性能が低い場合、外壁からの熱損失は顕著で、
暖房エネルギーの増加要因となります。
誤りです。窓ガラスは外壁よりも断熱性能が低く、熱損失が大きい部分です。
冬季には室内の熱がガラスを通して外部に逃げるため、
暖房負荷に大きく寄与します。
特に単板ガラスの場合、熱貫流率が高く、負荷は顕著です。
正しいです。送風機はモーターの発熱や空気摩擦によって熱を発生しますが、
その熱は室内を暖める方向に作用します。
したがって、暖房負荷を増加させる要因ではなく、補助的な熱源となります。
冷房時には逆に室内を加熱するため、
冷房負荷に含める必要がありますが、暖房時には通常無視されます。
誤りです。隙間風は、外気が室内に侵入することで発生する負荷です。
外気温が低い冬季には、隙間風によって室内の温度が下がり、暖房負荷が増加します。
特に古い建物や気密性の低い構造では、この負荷が大きくなります。
誤りです。暖房配管は、外気に接する部分や未暖房空間を通過する部分で,
熱損失が発生します。
この損失は暖房負荷に含める必要があります。
特に長い配管や断熱不良の場合、損失が顕著になります。
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