建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問61 (空気環境の調整 問61)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問61(空気環境の調整 問61) (訂正依頼・報告はこちら)
- 定風量単一ダクト方式 −−−−−−−−−−−−−−−− 還気ダクト
- 分散設置水熱源ヒートポンプ方式 −−−−−−− 冷却塔
- 変風量単一ダクト方式 −−−−−−−−−−−−−−−− 混合ユニット
- 放射冷暖房方式 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 放射パネル
- ダクト併用ファンコイルユニット方式 −−− 冷温水配管
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は(3)です。
(1) 適当です。単一ダクト方式とは空調機から1本の給気ダクトを分岐させて各室に空気を送る方式です。1本の”給気”ダクトであって、還気ダクトがないわけではありません。
(2) 適当です。分散設置水熱源ヒートポンプ方式では回収した熱を放出するために冷却塔が必要です。
(3) 不適当です。変風量単一ダクト方式に設けるのは、変風量ユニットであって混合ユニットではありません。混合ユニットとは、例えば冷気と暖気を混ぜて適切な温度に調整するものです。変風量方式は温度でなく風量を調節して制御を行うものなので、混合ユニットは設けないことがわかります。
(4) 適当です。放射冷暖房方式とは、天井などに設けられた放射パネルを温めたり冷やしたりすることで部屋などの温度を調整する方式のことです。
(5) 適当です。ファンコイルユニットとは、簡単に言えばコイルと呼ばれる配管に冷水や温水を流し、そこにファンで風を送って空気調和を行うものです。ダクトが併用されていようがそこは同じです。コイルに冷温水を流すので、必然的に冷温水配管が必要になります。
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02
正解は、「変風量単一ダクト方式 − 混合ユニット」です。
この問題は、空気調和方式と設備の構成要素の組み合わせに関するものです。
定風量単一ダクト方式は、還気ダクトを用いて外気と還気を混合し、一定風量で供給します。
分散設置水熱源ヒートポンプ方式は、冷却塔や熱源水配管を利用します。
放射冷暖房方式は、放射パネルを用いて熱を伝達します。
ダクト併用ファンコイルユニット方式は、冷温水配管を利用します。
変風量単一ダクト方式は、VAVユニットを用いて風量を変化させる方式です。
正しいです。定風量単一ダクト方式(CAV)は、外気と還気を混合し、
一定風量で室内に供給する方式です。
還気ダクトは、室内空気を空調機に戻すために必要な要素であり、
エネルギー効率を高めるために再利用されます。
還気と外気の混合比を調整することで、室内の空気質を維持します。
正しいです。分散設置水熱源ヒートポンプ方式は、
各室にヒートポンプユニットを設置し、冷温水を供給する方式です。
冷却塔は、熱源水を冷却するために必要な設備であり、
システム全体の効率を高めます。
特にビルマルチ方式や水熱源ヒートポンプでは、冷却塔が不可欠です。
不適当です。変風量単一ダクト方式(VAV)は、各ゾーンにVAVユニットを設置し、
風量を変化させて室温を制御します。
混合ユニットは、二重ダクト方式で使用される装置です。
単一ダクト方式では混合ユニットは不要であり、
代わりにVAVユニットが使われます。
正しいです。放射冷暖房方式は、放射パネルを用いて室内の熱を伝達します。
放射パネルは、天井や壁に設置され、輻射熱で室温を調整します。
空気の動きが少ないため、快適性が高く、
ドラフトが発生しにくい特徴があります。
正しいです。ファンコイルユニット方式は、冷温水をコイルに通し、
ファンで空気を循環させる方式です。
ダクト併用型では、外気導入や複数室への供給にダクトを使います。
冷温水配管は必須であり、熱源から各ユニットへ冷温水を供給します。
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