建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問67 (空気環境の調整 問67)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問67(空気環境の調整 問67) (訂正依頼・報告はこちら)

加湿装置の基本構造と加湿方式の関係に関する次の組合せのうち、最も不適当なものはどれか。
  • 滴下式 −−−−−−− 水噴霧方式
  • 赤外線式 −−−−− 蒸気吹出方式
  • 超音波式 −−−−− 水噴霧方式
  • 電極式 −−−−−−− 蒸気吹出方式
  • 透湿膜式 −−−−− 気化方式

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は(1)です。

加湿方式は大きく分けると蒸気吹出方式、水噴霧方式、気化方式があります。

蒸気吹出方式は水を蒸気に変えて吹き出します。一番パワーがあるイメージです。具体例として、赤外線式、電極式などがあります。どちらも温めるイメージがありますね。ストーブの上にやかんを置いておくのも一種の蒸気式かなと思います。

水噴霧方式は水を撒き散らすイメージです。蒸気吹出方式の次にパワーがあるイメージです。具体例として超音波式、遠心式などがあります。霧吹きで水をふく感じに近いかもしれません。

気化方式は静かなイメージです。滴下式、透湿膜式などがあります。字面から静かな響きが伝わるかなと思います。洗濯物に扇風機の風を当てておくような感じです。

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02

正解は、「滴下式 − 水噴霧方式」です。

 

この問題は、加湿装置の基本構造とその加湿方式に関するものです。

加湿装置は、空調において室内の湿度を調整するために使用され、

方式は大きく「蒸気吹出方式」「水噴霧方式」「気化方式」に分類されます。

蒸気吹出方式:水を加熱して蒸気を発生させ、空気中に吹き出します(電極式、赤外線式など)。

水噴霧方式:水を微細な粒子にして空気中に噴霧します(超音波式など)。

気化方式:水をフィルターや膜に浸透させ、空気の流れで蒸発させます(透湿膜式など)。

滴下式は、水をフィルターや充填材に滴下し、空気と接触させて蒸発させるため、

水噴霧方式ではなく、気化方式です。

選択肢1. 滴下式 −−−−−−− 水噴霧方式

不適当です。滴下式は、水をフィルターや充填材に滴下し、空気と接触させて蒸発させる方式です。

水を霧状にせず、表面蒸発を利用するため、分類は「気化方式」です。

水噴霧方式は、ノズルや超音波で水を微粒化し、

空気中に直接噴霧する方式です。

選択肢2. 赤外線式 −−−−− 蒸気吹出方式

正しいです。赤外線式は、水を赤外線ヒーターで加熱し、

蒸気を発生させて空気中に吹き出す方式です。

蒸気吹出方式は、加湿効率が高く、衛生的であるため、

病院やクリーンルームなどでよく採用されます。

選択肢3. 超音波式 −−−−− 水噴霧方式

正しいです。超音波式は、超音波振動で水を微細な粒子にして空気中に噴霧する方式です。

水噴霧方式は、加湿効率が高いですが、

水滴が残ると衛生面で注意が必要です。

選択肢4. 電極式 −−−−−−− 蒸気吹出方式

正しいです。電極式は、水に電流を流してジュール熱で加熱し、

蒸気を発生させる方式です。

蒸気吹出方式の代表的なタイプであり、

空調加湿器で広く使われています。

選択肢5. 透湿膜式 −−−−− 気化方式

正しいです。透湿膜式は、水を膜に浸透させ、

空気の流れで蒸発させる気化方式です。

水が直接空気に触れないため、

衛生的です。

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