建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問72 (空気環境の調整 問72)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問72(空気環境の調整 問72) (訂正依頼・報告はこちら)

下の図は、送風機の運転と送風量の関係を示している。この図に関連して、次の文章の(   )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。

送風機の( ア )は、グラフの横軸に風量をとり、縦軸に( イ )をとって曲線Pのように示される。一方、送風系の抵抗曲線は、同じグラフ上に、原点を通る二次曲線Rとして示される。ここで、2曲線の交点Aは、運転点を示している。その送風量をQAからQBに減少したい場合には、送風系の( ウ )を操作することで調整できる。
問題文の画像
  • ( ア )特性曲線  ( イ )静圧  ( ウ )インバータ
  • ( ア )特性曲線  ( イ )動圧  ( ウ )ダンパ
  • ( ア )動圧曲線  ( イ )動圧  ( ウ )インバータ
  • ( ア )特性曲線  ( イ )静圧  ( ウ )ダンパ
  • ( ア )動圧曲線  ( イ )静圧  ( ウ )ダンパ

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

正解は(4)です。

図の曲線Pを特性曲線と言います。これがアに入ります。

ちなみに曲線Rを抵抗曲線と言います。

イには静圧が入ります。

ウにはダンパが入ります。ダンパの調整で風量を変化させると抵抗曲線が変化します。

参考になった数34

02

正解は、「(ア)特性曲線 (イ)静圧 (ウ)ダンパ」です。

 

この問題は、送風機の運転と送風量の関係に関するものです。

送風機の運転点は、送風機の特性曲線と送風系の抵抗曲線の交点で決まります。

送風機特性曲線は、横軸に風量、縦軸に静圧をとり、送風機の性能を示す曲線です。

風量が増えると静圧は低下するため、右下がりの曲線になります。

送風系抵抗曲線は、風量に比例して圧力損失が増加し、二次曲線(風量²に比例)として表されます。
運転点をQAからQBに減少させるには、送風系の抵抗を増やす必要があります。

これには、ダンパ操作が一般的で、抵抗曲線をRからR'に変化させ、交点を移動させます。

選択肢1. ( ア )特性曲線  ( イ )静圧  ( ウ )インバータ

誤りです。インバータは送風機の回転数を変えて風量を調整する方法であり、

送風系の操作ではなく送風機側の操作です。

選択肢2. ( ア )特性曲線  ( イ )動圧  ( ウ )ダンパ

誤りです。動圧は風速に依存する圧力で、送風機性能曲線には通常使われません。

選択肢3. ( ア )動圧曲線  ( イ )動圧  ( ウ )インバータ

誤りです。送風機の性能を示すのは「特性曲線」であり、「動圧曲線」ではありません。

また、縦軸は静圧であり、動圧ではありません。

さらに、インバータは送風機側の操作です。

選択肢4. ( ア )特性曲線  ( イ )静圧  ( ウ )ダンパ

正しいです。送風機の性能曲線は「特性曲線」と呼ばれ、縦軸は静圧です。

運転点を変更するために送風系の抵抗を変えるには、ダンパ操作が一般的です。

抵抗曲線を変化させることで、交点が移動し、風量が調整されます。

選択肢5. ( ア )動圧曲線  ( イ )静圧  ( ウ )ダンパ

誤りです。送風機の性能曲線は「特性曲線」であり、「動圧曲線」ではありません。

参考になった数0