建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問74 (空気環境の調整 問74)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問74(空気環境の調整 問74) (訂正依頼・報告はこちら)
- (室用途)食堂(営業用) (1人当たりの専有面積(m2/人))1.0 (必要換気量(m3/(h・m2))30.0
- (室用途)ホテル客室 (1人当たりの専有面積(m2/人))10.0 (必要換気量(m3/(h・m2))3.0
- (室用途)宴会場 (1人当たりの専有面積(m2/人))0.8 (必要換気量(m3/(h・m2))37.5
- (室用途)事務所(一般) (1人当たりの専有面積(m2/人))4.2 (必要換気量(m3/(h・m2))4.5
- (室用途)デパート(一般売場) (1人当たりの専有面積(m2/人))1.5 (必要換気量(m3/(h・m2))20.0
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は(4)です。
1人当たりの占有面積(m2/人)に必要換気量(m3/(h•m2))をかけると1人当たりの必要換気量(m3/(人•h))になります。環境を適正に保つために、この値は30以上にしないといけません。
選択肢を全て計算してみると、(4)だけ4.2×4.5=18.9で30未満となっているので不適当です。
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02
正解は、「事務所(一般) − 専有面積4.2m²/人 − 必要換気量4.5m³/(h・m²)」です。
この問題は、室用途別の1人当たりの専有面積と必要換気量に関するものです。
室用途別の換気設計では、専有面積(m²/人)と必要換気量(m³/(h・m²)は、
建築基準法や空気調和・衛生工学会の基準に基づきます。
必要換気量は、CO₂濃度や臭気、湿気の希釈を目的とし、用途によって大きく異なります。
人が密集する食堂や宴会場は換気量が多く必要です。
ホテル客室や事務所は比較的少ない換気量で済みますが、
基準値は 事務所で約25〜30m³/h・人です。
正しいです。営業用食堂は人の密度が高く、臭気や水蒸気の発生が多いため、
換気量は大きく設定されます。基準では、1人当たり約30m³/h以上が推奨されます。
専有面積1.0m²/人も、飲食店の一般的な客席配置に近い値です。
正しいです。ホテル客室は滞在人数が少なく、活動量も低いため、
換気量は比較的少なく設定されます。基準では、1人当たり約30m³/h程度ですが、
面積換算では3.0m³/(h・m²)程度が一般的です。
専有面積10m²/人も妥当です。
正しいです。宴会場は人が密集し、飲食や会話によりCO₂や臭気が多く発生するため、
換気量は非常に大きく設定されます。
専有面積0.8m²/人は高密度利用を示し、
必要換気量37.5m³/(h・m²)も妥当です。
不適当です。事務所の換気基準は、1人当たり約25〜30m³/hが必要です。
専有面積4.2m²/人の場合、面積換算では約6〜7m³/(h・m²)以上が妥当であり、
4.5m³/(h・m²)は不足しています。換気不足はCO₂濃度上昇や空気質悪化を招きます。
正しいです。デパート売場は人の出入りが多く、換気量は比較的大きく設定されます。
専有面積1.5m²/人も標準的で、
必要換気量20.0m³/(h・m²)も妥当です。
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