建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問78 (空気環境の調整 問78)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問78(空気環境の調整 問78) (訂正依頼・報告はこちら)

環境要素とその測定法との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • (環境要素)オゾン    (測定法)検知管法
  • (環境要素)酸素     (測定法)ポーラログラフ方式
  • (環境要素)硫黄酸化物  (測定法)溶液導電率法
  • (環境要素)二酸化炭素  (測定法)非分散型紫外線吸収法
  • (環境要素)一酸化炭素  (測定法)定電位電解法

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は(4)です。

二酸化炭素の測定に用いられているのは非分散型吸収法や、検知管方式です。

他の選択肢に間違いはありません。

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02

正解は、「(環境要素)二酸化炭素 (測定法)非分散型紫外線吸収法」です。

 

この問題は、環境要素とその測定法の組み合わせに関するものです。

建築物衛生法や室内環境管理では、

オゾン、酸素、硫黄酸化物、二酸化炭素、一酸化炭素などのガス濃度を測定します。

それぞれに適した測定法があります。

二酸化炭素の測定には、通常「非分散型赤外線吸収法(NDIR)」が用いられます。

これはCO₂が赤外線を吸収する特性を利用する方法で、

紫外線吸収法は硫黄酸化物やオゾンなどに適用されます。

選択肢1. (環境要素)オゾン    (測定法)検知管法

正しいです。オゾン濃度の測定には、簡易的な方法として、

検知管法が広く使われます。

検知管内の試薬がオゾンと反応し、色の変化で濃度を読み取ります。

精密測定では紫外線吸収法が用いられますが、

現場測定や法定点検では検知管法が一般的です。

選択肢2. (環境要素)酸素     (測定法)ポーラログラフ方式

正しいです。酸素濃度の測定には、ポーラログラフ方式がよく使われます。

酸素が電極で還元される電流を測定し、濃度を求める方法です。

高精度で連続測定が可能です。

選択肢3. (環境要素)硫黄酸化物  (測定法)溶液導電率法

正しいです。硫黄酸化物(SO₂など)の測定には、吸収液にガスを溶解させ、

その導電率変化を測定する方法があります。

これはSO₂が水に溶けて酸性を示す性質を利用したものです。

選択肢4. (環境要素)二酸化炭素  (測定法)非分散型紫外線吸収法

不適当です。二酸化炭素の測定には「非分散型赤外線吸収法(NDIR)」が標準です。

CO₂は赤外線を吸収する特性があるため、

赤外線を利用した測定が適しています。

紫外線吸収法はオゾンや硫黄酸化物に使用されます。

選択肢5. (環境要素)一酸化炭素  (測定法)定電位電解法

正しいです。一酸化炭素の測定には、定電位電解法(電気化学式)が広く使われます。

COが電極で酸化される電流を測定し、濃度を求める方法です。

高精度で連続測定が可能です。

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