建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問88 (空気環境の調整 問88)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問88(空気環境の調整 問88) (訂正依頼・報告はこちら)

各種光源の相対分光分布を下の図中に示している。最も適当な組合せは次のうちどれか。
問題文の画像
  • ( A )白熱電球   ( B )照明用LED  ( C )北の青空光
  • ( A )白熱電球   ( B )北の青空光  ( C )照明用LED
  • ( A )北の青空光  ( B )照明用LED  ( C )白熱電球
  • ( A )北の青空光  ( B )白熱電球   ( C )照明用LED
  • ( A )照明用LED  ( B )白熱電球   ( C )北の青空光

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は(3)です。

波長の短い側は紫っぽい色で、長い側は赤っぽい色になります。さらに枠を左側に超えると紫外線に、右側に超えると赤外線になります。

曲線Aを見てみると、波長の短い側にピークがあるので、これは青寄りの光です。選択肢の中で一番青っぽい光は北の青空光です。

曲線Bを見てみると、450nmを少し超えたあたりと、580nmあたりにピークがあります。波長450nmあたりの光は青、それより少し赤側に寄った580nmあたりの光は黄色です。つまり青と黄色が混ざっているということです。

光の三原色を考えてみます。赤と青と緑を混ぜると白になります。また、赤と緑を混ぜると黄色になります。よって、青と黄色を混ぜると光は白になります。選択肢の中で一番白っぽい光といえば照明用LEDです。

曲線Cを見てみると、波長の長い側にピークがあるので赤っぽい光です。選択肢の中で一番赤っぽい光は白熱電球です。

よって、Aは北の青空光、Bは照明用LED、Cは白熱電球となります。

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02

正解は、「(A:北の青空光、B:照明用LED、C:白熱電球)」です。

 

この問題は、各種光源の相対分光分布に関するものです。

図は各光源の相対分光分布を示しており、

横軸は波長(nm)、縦軸は相対エネルギーです。

白熱電球は熱放射による光で、赤側(長波長)に強く、青側(短波長)は弱いため、

右上がりの曲線になります。

北の青空光は自然光で、青成分が強く、短波長側に鋭いピークを持ちます。

照明用LEDは青色LEDと蛍光体の組み合わせで、

青付近に鋭いピークと中波長域の広がりを示します。

選択肢1. ( A )白熱電球   ( B )照明用LED  ( C )北の青空光

誤りです。白熱電球は赤側に強い右上がりの分布を示しますが、

図中のAは青側に鋭いピークがあり、白熱電球の特徴とは異なります。

白熱電球は短波長成分が少なく、青空光やLEDとは逆の傾向です。

選択肢2. ( A )白熱電球   ( B )北の青空光  ( C )照明用LED

不適当です。Bは青ピーク+中域広がりを示しており、これはLEDの特徴です。

北の青空光は青側に鋭いピークがあり、Aに該当します。

選択肢3. ( A )北の青空光  ( B )照明用LED  ( C )白熱電球

正しいです。Aは短波長側に鋭いピークがあり、青空光の特徴です。

Bは青ピークと中域の広がりを持ち、LEDの分光分布に一致します。

Cは右上がりで赤側が強く、白熱電球の特徴です。

選択肢4. ( A )北の青空光  ( B )白熱電球   ( C )照明用LED

誤りです。Bは青ピーク+中域広がりを示しており、LEDの特徴です。

白熱電球は赤側が強い右上がりで、Cに該当します。

選択肢5. ( A )照明用LED  ( B )白熱電球   ( C )北の青空光

不適当です。Aは青側に鋭いピークがあり、LEDではなく青空光の特徴です。

LEDは青ピーク+中域広がりで、Bには該当しません。

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