建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問99 (建築物の構造概論 問99)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問99(建築物の構造概論 問99) (訂正依頼・報告はこちら)

建築生産に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 一般競争入札は、工事内容、入札条件等を公示して行われる。
  • 建築工事の工程は、仮設、地業、躯体、仕上げの各工事に大別される。
  • 建築工事において下請負業者の多くは、職別業者又は設備業者である。
  • 建築生産は、注文生産、一品生産、現場生産の多いことが特徴である。
  • 工事監理は、施工者が建築主の委託を受けて代行することが多い。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は(5)です。

(1) 適当です。一般競争入札では、入札条件等を公示して、不特定多数の参加者に対して募ります。これに対して、指名された事業者等の中から契約者を決める入札を指名競争入札と言います。

(2) 適当です。記述の通りです。

(3) 適当です。職別業者又は設備業者とは、いわゆる職人と聞いてイメージされる職業です。

(4) 適当です。工場で作られるようなものとはほとんど反対ですね。

(5) 不適当です。工事理とは、工事が設計通りに行われているかを確認することを言い、設計者が建築主の委託を受けて代行することが多いです。施工者ではありません。建物の規模によっては建築士の独占業務になります。

施工者がやるのは工事理です。ややこしいですが。

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02

正解は、「工事監理は、施工者が建築主の委託を受けて代行することが多い。」です。

 

この問題は、建築生産に関するものです。

入札方式には一般競争入札や指名競争入札があり、

一般競争入札は公示によって広く参加を募るものです。

工事工程は仮設、地業、躯体、仕上げに大別され、

専門性の高い業者が下請として関与します。

建築生産は、需要が個別性を持つ、同じものを大量に作ることが難しい、

製品が大型で移動困難であることから、注文生産、一品生産、現場生産が多いです。

工事監理は建築士法に基づき、設計者または建築士が建築主の委託を受けて行う業務です。

選択肢1. 一般競争入札は、工事内容、入札条件等を公示して行われる。

正しいです。一般競争入札は、工事内容や条件を公示し、

広く参加を募る方式です。

透明性が高く、競争原理によって価格の適正化が図られます。

公共工事で多く採用されます。

選択肢2. 建築工事の工程は、仮設、地業、躯体、仕上げの各工事に大別される。

正しいです。仮設工事は足場や仮囲い、地業工事は基礎地盤の整備、躯体工事は構造体の構築、仕上げ工事は内外装の仕上げを指します。工程管理は工期と品質確保に不可欠です。

選択肢3. 建築工事において下請負業者の多くは、職別業者又は設備業者である。

正しいです。下請業者は専門工事を担当し、

職別業者(大工、左官、鉄筋工など)や設備業者(電気、空調、給排水など)が中心です。

専門性が高く、元請との連携が重要です。

選択肢4. 建築生産は、注文生産、一品生産、現場生産の多いことが特徴である。

正しいです。建築物は顧客の要望に応じて設計・施工されるため、注文生産が基本です。

また、同一仕様の大量生産は少なく、一品生産が多く、

現場で組み立てる現場生産が特徴です。

選択肢5. 工事監理は、施工者が建築主の委託を受けて代行することが多い。

不適当です。工事監理は建築士法に基づき、設計者または建築士が建築主の委託を受けて行います。

施工者は工事管理を担当しますが、監理業務を代行することはできません。

監理は品質・安全・法令遵守を確認する重要な業務です。

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