建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問156 (清掃 問156)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問156(清掃 問156) (訂正依頼・報告はこちら)

外装の清掃に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 金属製の外壁は、硬質ブラシでこすり洗いをする。
  • 石材や陶磁器タイルの壁面は、徐々に汚れていくので、3〜5年に1回程度の頻度で洗浄を行う。
  • 海岸地帯の金属製の外壁は、年に3〜4回程度の頻度で洗浄を行う。
  • 臨海工業地帯の窓ガラスは、汚れが付きやすいので、月に1回程度の頻度で洗浄を行う。
  • 自動窓拭き機は、洗剤又は水をガラス面に噴射して洗浄し、汚水をかき集め、真空吸引装置で回収する構造となっている。

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この過去問の解説 (2件)

01

「金属製の外壁は、硬質ブラシでこすり洗いをする。」が不適当です。硬質ブラシは金属表面に傷をつける恐れがあり、適切ではありません。他の選択肢はすべて正しい記述です。

選択肢1. 金属製の外壁は、硬質ブラシでこすり洗いをする。

金属製の外壁を硬質ブラシでこすると、表面が傷つきやすく、腐食や見た目の悪化につながる可能性があります。金属製の外壁の清掃には、柔らかい布やスポンジを使うべきです。この記述は不適当です。

選択肢2. 石材や陶磁器タイルの壁面は、徐々に汚れていくので、3〜5年に1回程度の頻度で洗浄を行う。

石材やタイルの壁面は、汚れが蓄積しやすいですが、定期的な清掃を行うことで美観を保てます。この記述は正しいです。

選択肢3. 海岸地帯の金属製の外壁は、年に3〜4回程度の頻度で洗浄を行う。

海岸地帯では塩害が発生しやすいため、金属製の外壁を定期的に洗浄して塩分を除去することが必要です。この記述は正しいです。

選択肢4. 臨海工業地帯の窓ガラスは、汚れが付きやすいので、月に1回程度の頻度で洗浄を行う。

臨海工業地帯では、大気中の塵や汚染物質が窓ガラスに付着しやすいため、月に1回程度の清掃は適切です。この記述は正しいです。

選択肢5. 自動窓拭き機は、洗剤又は水をガラス面に噴射して洗浄し、汚水をかき集め、真空吸引装置で回収する構造となっている。

自動窓拭き機の構造として、この説明は正しいです。

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02

外装清掃は、建物の美観維持だけでなく、外装材の劣化防止や機能維持(防水性・耐久性の維持)を目的として行います。外壁・窓ガラスの汚れは、降雨・粉じん・排気ガス・海塩粒子など周辺環境の影響を強く受け、放置すると腐食や変色、付着物の固着につながります。清掃方法は外装材の材質に応じて選定し、傷を付ける洗浄(硬いブラシや過度な研磨、強すぎる薬剤)は外装材の劣化を早める原因となるため注意が必要です。また、洗浄頻度は一律ではなく、海岸地帯や工業地帯など汚染負荷が高い地域では高頻度の洗浄が求められます。
 

選択肢1. 金属製の外壁は、硬質ブラシでこすり洗いをする。

誤りです。金属製外壁(アルミ、ステンレス、塗装鋼板など)は、表面に塗装やアルマイト処理などの仕上げが施されていることが多く、硬質ブラシで強くこすると表面に傷が入りやすくなります。微細な傷は汚れの再付着を促進し、塩分や汚染物質が残留しやすくなるため、腐食や変色の原因にもなります。金属外壁は一般に、柔らかいブラシやスポンジ、ウエス等を用い、中性洗剤で表面を傷めないように洗浄するのが基本です。したがって「硬質ブラシでこすり洗いをする」は不適当です。

選択肢2. 石材や陶磁器タイルの壁面は、徐々に汚れていくので、3〜5年に1回程度の頻度で洗浄を行う。

正しいです。石材や陶磁器タイルは比較的耐候性・耐久性が高く、金属外壁のように腐食しやすい材質ではありません。そのため、汚れの進行は比較的緩やかで、周辺環境が一般的な地域であれば、数年単位(3〜5年程度)で計画的に洗浄を行う運用は妥当です。ただし、目地部の汚れや雨だれ、藻・カビの発生状況によっては頻度を上げる必要があり、地域環境に応じた調整は前提となります。

選択肢3. 海岸地帯の金属製の外壁は、年に3〜4回程度の頻度で洗浄を行う。

正しいです。海岸地帯では海塩粒子が飛来し、金属表面に塩分が付着しやすくなります。塩分が付着したまま放置されると、金属の腐食(錆)や塗膜劣化が進行しやすくなるため、定期的な洗浄で塩分を除去することが重要です。年に3〜4回程度の頻度は、塩害対策として一般的に妥当な範囲であり、金属外壁の耐久性維持に有効です。

選択肢4. 臨海工業地帯の窓ガラスは、汚れが付きやすいので、月に1回程度の頻度で洗浄を行う。

正しいです。臨海工業地帯では、粉じん・煤煙・油分を含む汚染物質が飛散しやすく、窓ガラスに付着して汚れやすい環境となります。こうした汚れは放置すると固着し、除去が困難になるだけでなく、視認性低下や美観悪化につながります。そのため、月1回程度の洗浄を行うことは、汚れの蓄積を抑え、清掃品質を維持する上で妥当といえます。

選択肢5. 自動窓拭き機は、洗剤又は水をガラス面に噴射して洗浄し、汚水をかき集め、真空吸引装置で回収する構造となっている。

正しいです。自動窓拭き機(窓清掃ロボット等)は、ガラス面に洗剤または水を供給して汚れを浮かせ、スクイジー等で汚水を集め、吸引装置で回収する構造のものが一般的です。これにより、洗浄液の飛散を抑えつつ効率的にガラス面を清掃できます。記述は自動窓拭き機の基本構造として適切です。

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