建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問165 (清掃 問165)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問165(清掃 問165) (訂正依頼・報告はこちら)

産業廃棄物管理票制度(マニフェスト制度)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 電子マニフェストは、紙マニフェストに代えて、通信ネットワークを使用して、排出事業者がその処理を委託した廃棄物の流れを管理する仕組みである。
  • 紙マニフェストの場合、排出事業者は、委託時に収集運搬業者からA票を入手し、原本を保存する。
  • 紙マニフェストの場合、収集運搬業者は、作業が終了すると排出事業者にB2票を返却する。
  • 紙マニフェストの場合、最終処分場での処分が完了すると、収集運搬業者にE票が返却される。
  • 紙マニフェストの場合、排出事業者は、D票が委託から90日を経過しても返却されない場合、委託事業者に対して処分の状態を問い合わせる。

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この過去問の解説 (2件)

01

最も不適当な記述は、「紙マニフェストの場合、最終処分場での処分が完了すると、収集運搬業者にE票が返却される」です。

選択肢1. 電子マニフェストは、紙マニフェストに代えて、通信ネットワークを使用して、排出事業者がその処理を委託した廃棄物の流れを管理する仕組みである。

この記述は正しいです。電子マニフェストは、紙を使わずにインターネットを利用して廃棄物の処理状況を管理する仕組みです。処理の進行状況がリアルタイムで確認できる利点があります。

選択肢2. 紙マニフェストの場合、排出事業者は、委託時に収集運搬業者からA票を入手し、原本を保存する。

この記述は正しいです。紙マニフェストでは、収集運搬業者から受け取ったA票を排出事業者が保存する義務があります。A票は委託時に廃棄物の流れを記録するために必要です。

選択肢3. 紙マニフェストの場合、収集運搬業者は、作業が終了すると排出事業者にB2票を返却する。

この記述は正しいです。収集運搬業者は、廃棄物を中間処理場または最終処分場に届けた後、B2票を排出事業者に返却して処理が適切に行われたことを示します。

選択肢4. 紙マニフェストの場合、最終処分場での処分が完了すると、収集運搬業者にE票が返却される。

この記述は誤りです。最終処分場での処分が完了した場合、E票は収集運搬業者ではなく排出事業者に返却されます。排出事業者が処理の完了を確認する必要があるためです。

選択肢5. 紙マニフェストの場合、排出事業者は、D票が委託から90日を経過しても返却されない場合、委託事業者に対して処分の状態を問い合わせる。

この記述は正しいです。排出事業者は、処分状況を確認する責任があります。D票の返却が遅れる場合、委託業者に問い合わせることが義務付けられています。

まとめ

E票は最終処分場から排出事業者に返却され、廃棄物の処理完了を確認するための重要な書類です。他の選択肢は適切な内容を示しています。

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02

産業廃棄物の処理を外部に委託したときに、廃棄物が「適正に運搬・処分されたか」を書類で追跡・確認する仕組みが、産業廃棄物管理票(マニフェスト)制度です。紙マニフェストでは、処理の各段階が完了するたびに所定の票が排出事業者へ返送され、最終処分完了まで追跡できるようになっています。この流れとして不適当なのは、「最終処分完了後に返却される票の返却先」を誤っている記述です。

選択肢1. 電子マニフェストは、紙マニフェストに代えて、通信ネットワークを使用して、排出事業者がその処理を委託した廃棄物の流れを管理する仕組みである。

適切です。電子マニフェストは、紙の管理票の代わりに、情報処理センター(システム)を介してマニフェスト情報を登録・報告し、排出から最終処分までの状況をデータで確認できる制度です。紙の「票のやり取り」をネットワーク上の登録・通知に置き換えることで、記載ミスや紛失リスクを減らし、進捗確認も行いやすくなります。

選択肢2. 紙マニフェストの場合、排出事業者は、委託時に収集運搬業者からA票を入手し、原本を保存する。

適切です。紙マニフェストでは、排出事業者が管理票を交付(作成して委託先へ渡す)する際に、排出事業者の手元に残す控えがA票です。A票は「委託した事実」を示す出発点の記録であり、後日返却される票(運搬完了や処分完了の報告)と突き合わせて適正処理を確認するための基礎資料になります。そのため、排出事業者はA票を保存して管理します。

選択肢3. 紙マニフェストの場合、収集運搬業者は、作業が終了すると排出事業者にB2票を返却する。

適切です。紙マニフェストでは、収集運搬の区切りが完了したことを排出事業者へ知らせるための票が返却されます。B2票は、収集運搬の工程が適切に行われたことを排出事業者が確認するための重要な資料です。これにより、排出事業者は「委託した廃棄物が、実際に運ばれて処分業者へ引き渡された」ことを把握できます。

選択肢4. 紙マニフェストの場合、最終処分場での処分が完了すると、収集運搬業者にE票が返却される。

不適切です。最終処分が完了したことを示すE票は、最終的に適正処理を確認し責任を負う立場である排出事業者に返却されるべき票です。収集運搬業者は運搬を担う事業者であり、最終処分完了の確認は排出事業者が行う必要があります。したがって、「最終処分完了後にE票が返却される相手」を収集運搬業者としている点が不適当です。

選択肢5. 紙マニフェストの場合、排出事業者は、D票が委託から90日を経過しても返却されない場合、委託事業者に対して処分の状態を問い合わせる。

適切です。マニフェスト制度の目的は、排出事業者が処理の流れを最後まで追跡し、滞りや不適正処理の兆候を見逃さないことにあります。処分工程に関する票が所定の期間を過ぎても返却されない場合、処理が遅れている、返送が滞っている、あるいは不適正処理のリスクがある可能性があります。そのため排出事業者は、委託先に処理状況を確認し、必要に応じて是正を求めるなどの対応を取ることが求められます。

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