建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問166 (ねずみ、昆虫等の防除 問166)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問166(ねずみ、昆虫等の防除 問166) (訂正依頼・報告はこちら)
- アカイエカは、羽化後、最初の産卵を無吸血で行うことができる。
- コガタアカイエカの幼虫は、田んぼや湿地等の水域に発生する。
- チカイエカは、北海道にも分布する。
- ヒトスジシマカの幼虫の主な発生源として、道路や公園等に存在する雨水ますがある。
- アカイエカとチカイエカの雌成虫は、外部形態で区別することは困難である。
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この過去問の解説 (2件)
01
最も不適当な記述は、「アカイエカは、羽化後、最初の産卵を無吸血で行うことができる」です。
この記述は誤りです。アカイエカは産卵のために必ず吸血を行います。吸血によって得られる栄養が、卵を成熟させるために必要です。
この記述は正しいです。コガタアカイエカの幼虫は、田んぼや湿地などの静かな水域でよく見られます。
この記述は正しいです。チカイエカは日本全国に分布しており、北海道でも確認されています。
この記述は正しいです。ヒトスジシマカの幼虫は、雨水ますや放置された容器など、静かで小規模な水たまりに発生しやすいです。
この記述は正しいです。アカイエカとチカイエカの雌成虫は形態が非常によく似ており、専門的な鑑定なしに区別することは難しいです。
アカイエカが吸血せずに産卵するという記述は誤りです。他の選択肢は正しい内容を示しています。
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02
本問は、代表的な蚊の種類(アカイエカ、コガタアカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ)について、産卵に吸血が必要かどうか、幼虫(ボウフラ)の発生水域、分布、生態、形態的な見分けやすさといった基礎知識を問うものです。結論として不適当なのは、「アカイエカが羽化後の最初の産卵を無吸血でできる」という記述です。
不適切です。アカイエカの雌は、卵を産むために必要な栄養源として、通常はヒトや動物の血を吸う必要があります。羽化して成虫になった後、血を吸わずに最初の産卵を行う性質は、アカイエカではなく、その亜種に近い性質を持つ「チカイエカ」に見られる特徴です。これを「無吸血産卵」と呼びます。アカイエカは吸血しなければ産卵できないため、この記述は不適当です。
適切です。コガタアカイエカの幼虫(ボウフラ)は、主に水田や湿地、池、沼といった比較的広くて日当たりの良い水域を好んで発生します。この蚊はかつては水田が広がる地域で多く見られました。現代でも、郊外の農村地帯や湿地帯周辺が主な発生源となっています。
適切です。チカイエカは、その名の通り建物の地下街や地下の湧水槽、浄化槽などの閉鎖的な水域に生息する蚊です。外気温の影響を受けにくい地下空間を拠点にするため、冬の寒さが厳しい北海道であっても、ビルや地下施設の暖かな環境を利用して一年中活動し、分布を広げています。
適切です。ヒトスジシマカの幼虫は、空き缶や容器などの小さなたまり水で発生しやすく、道路沿いや施設敷地内などにある雨水ますも代表的な発生源として挙げられます。
雨水ますは水が滞留しやすく、落ち葉などで水が汚れて有機物も豊富で幼虫が育つことがあるため、発生源対策の重点ポイントになります。
適切です。アカイエカとチカイエカは、遺伝的にも非常に近い関係にあります。見た目(外部形態)は非常によく似ており、顕微鏡などで細部を観察しても、外見だけで瞬時に判別することは極めて困難です。そのため、通常は「吸血しなくても産卵するかどうか(無吸血産卵性)」や「冬眠をするかどうか(チカイエカは冬眠しない)」といった生態的な違いや、生息環境によって区別されます。
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